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近年過去の名作漫画やアニメを実写映画化するというパターンが増えていますね。日本映画界の深刻なネタ切れを現していると同時に、ハリウッドでもアメコミヒーローの映画化が相次いでいるのでウチでもマネしようというさもしい根性が見え隠れします。
いや、別に漫画の実写映画化自体に文句を言うつもりはありません、完成した映画が面白くさえあれば。しかし昨年のあの衝撃の「デビルマン」(2004)を例に挙げるまでもなく、その手の作品で成功したという話は聞こえてきません。
昨年は一応元永井豪信者として「デビルマン」と「キューティハニー」だけは観ましたが、どうにも心寂しくなるばかりでした。それでも「キューティハニー」はなんとか面白い物を作ろうという熱意は認めてあげたいと思います。その熱意が実を結んでいたとは言えないものの。「デビルマン」は・・・まぁすでにあちこちのレビューやブログなどで書き尽くされていますので、ここでくどくど語ることもないですかね。
今年春に公開された「鉄人28号」(2005)も酷かったそうですね。私は予告編を見た段階で見る気が失せてしまったのですが。「RED SHADOW/赤影」(2001)なんていうのもありましたが、故横山光輝先生もこと実写映画化に関しては不遇でしたね。
こういう例を見聞きする度に思うのは、どうしてせっかくの優れた原作を変にねじ曲げ、原作ファンが嘆くような映画を作るのだろう。原作ファンを捨ててでも映画独自の面白さを追求した結果だと言うならまだ理解も出来ますが、まぁそういった気概を感じるような作品にも出会えませんね。せいぜい原作の知名度は利用したいけれど原作通りには撮りたくないというつまらないプライドを感じるくらいでしょうか。
さて、ここ数年手塚治虫の原作が次々TVアニメ化されています。フジTVの「鉄腕アトム」、NHKの「火の鳥」、読売TVの「ブラックジャック」。いずれも海外への輸出も見込んでか手塚の知名度目的だけの安易な企画で、原作への敬意が感じられないそれぞれの原作ファンとしてはどうにも納得のいかない作品に仕上がっています。事に現在放送中の「ブラックジャック」は息子の手塚真が監督をしているだけに苛立ちもひとしおだったり。アマチュア時代の監督作や役者としての手塚真は好きだっただけに、今その手塚真が父親の作品をぶち壊している光景を毎週見せられるのは悲しくなってしまいます。
石ノ森章太郎の息子といい黒澤明の息子といい、父親が偉大すぎるといろいろとアレだなぁと思ってしまいますね。
さてさて、前置きが長くなってしまいましたが、私もやはり大好きな手塚治虫の傑作「どろろ」が実写映画化だそうです。
ええとなになに、百鬼丸に妻夫木聡、どろろ役には・・・柴咲コウ・・・
○| ̄|_
手塚漫画「どろろ」妻夫木&柴咲で実写映画化
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/nov/o20051116_30.htm
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