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映画のコトやら何やら綴りませう
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さて本日の「雪の女王」第24話は、アンデルセン童話の中でも「マッチ売りの少女」と並んで有名な、

「人魚姫」

でありました。
内容に置いても「マッチ売りの少女」同様に悲劇性の強いお話なので、正直かなり覚悟して見ましたよ(笑)。

まぁ最近はこうした作品の結末をハッピーエンドに書き換える絵本とか映画とか多いですが、例えばディズニーの「リトル・マーメイド」(1989)などあれはあれで大好きな映画ではありますが、原作の結末を書き換えてしまうことに不満を持つ人がいることも理解できます。
で、今日の「雪の女王」版「人魚姫」ですが、上手いなぁって思いました。

オリジナルの「人魚姫」を昔話として紹介し、そのエッセンスを留めつつ新しい人魚姫の物語を作り上げます。
そしてオリジナル通りの悲劇的結末をここでも迎えるのかと思わせておいて、一転しての幸せな結末。過去の人魚姫像とはまったく違うリリーの陽気で寂しげで不思議なキャラクター、住人のほとんど描かれない街の風景、昔話の人魚姫が王子の元で暮らしたのだろう今は廃墟となった城・・・どこか現実味の無い描写の積み重ねがクライマックスの難破船が海に飲み込まれていくスペクタクルかつ幻想的な映像を盛り上げていく、この演出の妙にも感心しきり。

本筋外の楽しいシーンも多くありました。
昔話の「人魚姫」を、微妙にハイテクな人形劇で語るハンス(南に行くと言っていたけど、またそのうち何事も無かったようにゲルダの前に現れるのだろうなぁハンスさん(笑))。ゲルダに怒られて焦るラギ。昔話と違って妙に軽い性格の魔女。
こうした愉快なシーンに笑わされながら・・・ゲルダの優しさリリーの優しさに、やはり今回も泣かされてしまったのでした。


ところで話変わって、
故ピーター・セラーズの人気シリーズでありました「ピンク・パンサー」がリメイクされたんだそうな。主演はスティーヴ・マーティン。なるほど、セラーズに代わる俳優など居るはずもないわけですが、それでもスティーヴ・マーティンという配役はなかなかいい線かと。私的にはオリジナル版を見ていられればそれだけで満足なんでリメイクする意義はあまり感じられませんが、それはそれとしてどんな出来になってるのかは多少の興味はありますね。
まぁこれを期に、またセラーズの諸作品が再び注目される日が来ればいいなぁとかも思ったり。

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