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映画のコトやら何やら綴りませう
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さてさてさて、ゲルダとラギがたどり着いたのは300年前に双方の軍が全滅するという激戦があった古戦場跡。そこで見つけた遺骨にゲルダは一輪の花を手向けるのだった。
というわけで昨日の、

「雪の女王」第25話「王家の鍵」

古戦場後の星降る丘で一夜を過ごすことになったゲルダが体験する一夜の夢。300年経った今でも亡霊となって戦い続ける兵士達。ゲルダの手向けによって魂を蘇らせ、王妃の待つ城への帰還を、そして延々と続く戦いを終わらせようとする国王の亡霊。
成仏できずに彷徨い、果てしなく戦いを続ける兵士達の物語はどこか日本の昔話を思い起こさせ、哀しみをたたえます。例えば「耳なし芳一」のように怪談話でありながら、その果てしない哀しみの歴史を思うと胸を打たれてしまうのです。兄弟でありながら戦わねばならなかったという部分でもその思いを深くします。
今回のエピソードがこういう話になったのも、現在放送中のNHK大河ドラマが「義経」ということと無関係ではありますまい。

第23話に続いてラギが肝心なときに眠りこけるという小ネタに始まり、降るような星の中で静かに戦い続ける亡霊達の幻想的な風景。幾度殺されても蘇り、愛する妻の待つ城を目指す弟王。妻を失った哀しみ、自分に対して憎しみを向ける兄との終わりのない死闘。そしてゲルダのもたらしたヒントによって300年に及ぶ戦いはついに終わりを迎えます。それは、美しくも哀しい物語でありました。

それにしても王様、ゲルダへのお礼があれだけとはケチりすぎ(笑)。もう少しゲルダの旅へのヒントをくれてもいいのにね。それに兄の最後の言葉、「また生まれ変わっても面白いことしようぜ」ってさわやかに言うのも唐突すぎて笑えました。もっともそういう唐突って部分が「雪の女王」が物語の整合性がないって言われることの多い理由でしょうけど、まぁ出崎監督もそう言われることは承知の上で楽しんで作っているのでしょうし、まぁ私自身もそう言う部分も込みで楽しんでいますよ(笑)。

さて次週は「ホルガー伝説」。パーティの中でも最も頼りになる狼ホルガーがどのような活躍をするのか楽しみであると共に、いよいよラギと雪の女王の因縁が語られそうなので期待です。


しかし・・・ここんとこどうにも「雪の女王」感想ブログになりつつあるので、もうちょっとなんとかせんといかんなぁ、と。

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