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映画のコトやら何やら綴りませう
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制作ジョエル・シルヴァーと監督アンジェイ・バートコウィアクが「DENGEKI 電撃」(2001)に続いて放ったアクション快作。「DENGEKI 電撃」でのスティーヴン・セガールに変わって、今回はジェット・リーのアクションが炸裂です。シャープな実戦向けアクションとしてこの二人のアクションタイプは似ていますよね。ジェット・リー、いいですよ。
なんだけど、本作はどちらかというとやはり「DENGEKI 電撃」にも出ていたDMXに物語の比重が置かれぎみ。ジェット・リー主演作として見ると、ちょっと物足りないかも。

「ブラック・ダイヤモンド」(2003)
CRADLE 2 THE GRAVE

宝石保管所から黒いダイヤモンドを盗み出したDMXと仲間達。だがその黒いダイヤには恐るべき秘密があったのだ。犯罪組織に娘を誘拐され黒いダイヤを要求されるDMXは、やはりダイヤの行方を追っていた台湾諜報部のジェット・リーと協力して組織壊滅に向かうのだった。

まぁ、今作も特にどうということもないストーリーです。リーやDMXのカッコイイアクションがテンポ良く披露できたらそれていいわけで、まードラマに期待している人はそんなにいないだろうからこれはこれで良いのでしょう。
でもって単純なアクション映画として見るならかなり爽快感高し。DMXもアクションに関しては見劣りするのは仕方ないとしても、なかなか良いヒーローぶりですよ。今回のジェット・リーや前回のセガールさんみたいな本格的アクションスターと競演しているところが不利ではあるわけですが、今回は良き父親ぶりも見せて悪党だけど実は良い人なんだぜ~ぶりをアピールしてます。
リーに関しては中盤の地下格闘場での1対多の戦いは大きな見せ場。ちょっと無敵すぎやしませんか(笑)とも思いますが、作品的にも役者的にも第2のセガール的位置を狙っているのかなぁって感じでもあります。で、ラストの敵ボスとの対決は他の登場人物のアクションにも喰われた感じで、ちょっと喰い足りず。折角の本物の格闘アクションが出来る人なんだし、もっと長丁場でクライマックスを盛り上げて欲しかったところです。
それにしてもラストの敵ボスを殺すシーンにはかなり不快感。映像自体がショボいのもありますが、あんな殺し方をする意味がまったく理解できず、あのシーンのおかげで盛り上がりに水を差された感じです。

そんな感じで、娯楽アクション作品としてはまず悪くなし。ただ記憶に残りづらそうというのはこの手のハリウッドアクションの共通項なんで仕方ないですな。ジャッキー作品なんかでもハリウッドで撮った映画はどれも印象薄いんですよねぇ。

しかし「DENGEKI 電撃」と間をおかずに本作を放送する日曜洋画劇場さんの意図はいかに?(笑) 監督が同じ人なんで全体の印象が似てしまうのは当然として、それ以上にDMXを始めとして登場俳優が被りまくっているのが気になりますな。あたかもシリーズ作品のように。もう少し間を空けて見たかった感はあります。

放送記録:2006年04月30日PM09:00~10:54ABCテレビ「日曜洋画劇場」

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