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近年のホラー映画としては出色の出来だと思うのですよ。
ファイナル・デスティネーション(2000)
FINAL DESTINATION
パリに修学旅行に出かける直前、アレックスは自分達の乗る予定の飛行機が空中爆発する夢を見る。大騒ぎしたアレックスは数人のクラスメイトと共に飛行機からつまみ出されるが、彼らの目の前で離陸した飛行機が現実に爆発してしまったのだ。奇跡的に命の助かったアレックスを含む7人だったが、しかし生き残った彼らは一人また一人と奇怪な死をとげていくのだった。
予知夢によって死を回避した7人が、しかしそれでも決められた運命から逃れられないのだろうかという物語。逃れようとしても、また逃れたと思っていても死が付きまとってくるという発想が面白いですね。そして身近に死の運命が迫るのを感じるのは恐怖です。
と言いつつ、実のところこの映画の最大の見どころはその「死」そのものなんですけどね。彼ら7人がいかな死に様を見せるのか。そんな不謹慎な期待を見事なエンタテイメントとして映像化したのが本作。あっと驚く死に様から、これはどんなアトラクションかと思うような凝りに凝った仕掛けまで、人の死をエンタテイメントとする奇抜な娯楽作品に仕上がっています。いや面白い。
多数の死の中で一番驚いたのはバスのシーン。そのあっけなさぶりが恐ろしいと同時に、ラストに向けての伏線になっているところも良し。逆にクライマックスのクレアに死が迫るシーンはやりすぎ感強し。
それにしても小さな出来事から運命の死へと向かって転がっていく仕掛けはピタゴラスイッチを見ているようでもあります(笑)。
放送記録:2006年04月28日AM01:40~02:25読売テレビ「シネマtrip」
でまあ、出来が良い作品だったので当然続編が作られていますね。
「デッドコースター」(2003)
FINAL DESTINATION 2
日本では妙な邦題が附いたおかげでシリーズ物と気づかない人も多かったようですが、こういうストーリー的に繋がりのある続編はちゃんと分かるようにしておいて欲しいところです。
で、本作の展開は前作とほぼ同じです。しかし説明的な部分を省略した分「死のエンタテイメント」部分にさらに力を入れてド派手にショーアップし、「面白い続編」パターンに見事に乗っています。一作目ももちろん傑作だと思うのですが、それよりもさらに面白い娯楽ホラー映画に仕上がっているのですよ。
友人達と共に車で旅行に出かけるキンバリー。車がハイウエイに差し掛かろうとした頃、彼女は恐ろしい白昼夢を見る。大型トラックの荷崩れによってハイウエイを走る多数の車が阿鼻叫喚の大事故に巻き込まれるのだ。彼女は車を止め、ハイウエイに向かう道は渋滞となる。道を空けろと詰め寄るドライバー達。だが次の瞬間彼らの目の前で凄まじい事故が発生したのだ。奇跡的に生き延びることの出来た人々。しかし彼らは一人また一人と奇怪な死を遂げていくのだった。
というわけで、最初の事故が飛行機から自動車に変わっただけでやっていることは同じです。しかし先にも書きました通り、より派手により残酷に、そのショーアップぶりが見事ですし、その驚かせる仕掛けも堂に入ったものです。
終盤の混乱ぶりが残念ではありましたが、娯楽作品としては前作よりもかなり好きですね。
お気に入りシーンはガラスでぺったんこと、エアバッグでグッサリ。こういう予想だにしない死にぶりはお見事。飛んできた有刺鉄線でバラバラもその酷さが良し。しかしまぁ、本作の一番の見せ場はやはり最初のハイウエイ事故の壮絶さでしょうか。どうやって撮影しているのか、最初から度肝を抜いてくれます。
前作よりもかなり制作費もアップしたのか、序盤の事故シーンを含めて全体的に映像のクオリティーは高いですよ。
それにしてもラストの爆発は・・・何度見てもモンティーパイソンを思い出してしまいます(笑)。
でまあ、この第2作目もヒットしたのか3作目も作られたようですね。
日本での公開が延期されているようですが、クライマックスの電車事故シーンが余りに酷い内容なので昨年の尼崎列車事故に配慮してとの噂もあるようです。
シリーズ第1作のジェームズ・ウォン監督が再び手がけているということもありますし、評判も良いようなので早く見てみたいところではありますね。
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