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邦画は面白い。そう最初に思わせてくれたのが市川崑監督による'70年代の金田一シリーズでありまして、特に「犬神家の一族」(1976)「悪魔の手毬唄」(1977)のその面白さと完成度の高さに惚れ込んだものであります。同時に名探偵金田一耕助役は石坂浩二氏こそが最適であると、まぁ頭にしつかりとこびり付いてしまいました。以降、古谷一行氏や最近の稲垣メンバーまで様々な俳優さんが金田一探偵を演じ、それぞれに頑張っているもののどうしても石坂金田一と比べてしまいます。
というわけで長年の私の夢は、もう一度市川監督演出で石坂金田一の活躍を見てみたいというものでした。
古谷一行氏が老けまくってもなお現役で金田一耕助を演じているのを見るに、まだ比較的若々しい石坂氏でも十分に金田一が演じられるのではないか。
まぁでも、実際問題実現はあり得ないだろうとは思っていました。また、久しぶりに市川監督が撮った金田一ものである「八つ墓村」(1996)の(これは石坂金田一ではなく豊川悦司氏が金田一を演じていたわけですが)ダメ映画ぶりに、もう今の市川監督には金田一ものは無理ではないかとも思ったものです。
ところが今年になって突然・・・
復活「犬神家の一族」(2007)
http://www.toho.co.jp/lineup/inugamike/
最初に話を聞いた時は、どうして今更という思いが強くありました。市川石坂コンビの復活は単純に嬉しいと思いつつ、どうして「犬神家」なのか。すでにして完成された作品をリメイクする意味があるのか。どうせなら'70年代のシリーズで映像化しなかった原作を選んで欲しかったと。
発表された配役を見ても確かに現状では錚々たる俳優を集めてはいるものの、どうしても'76年版と比べると見劣りしますし、市川監督もインタビューで自身の撮ったオリジナル版を超えることができるか悩んだと言っておられます。ならばなおのこと、もっと他の原作を映画化して欲しかった。まぁ・・・商売上の理由として「犬神家」を選んだのも分からないではないし、記念すべき第一作である「犬神家」をリメイクしたいと思う一瀬隆重プロデューサーの気持ちも同年代の者として分からないでもないんですけどね。
とは言うものの、1月の制作発表以来出てくる報道を見ているとそれでもやはりワクワクは大きくなりますね。
昭和版超える!!「犬神家」の恐怖…市川崑監督「前作に負けたくない」
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060505-OHT1T00060.htm
「犬神家…」撮影順調 菜々子は緊張
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/05/05/03.html
「犬神家の一族」1億円セット公開…細部もこだわってます
http://www.sanspo.com/geino/top/gt200605/gt2006050505.html
制作に一億をかけた犬神家大広間セットでの撮影が始まったようで、豪華な広間に居並ぶ俳優さんたちの写真に昔を思い出させられます。
まぁなんだかんだ言って、市川監督の演出や、富司純子や加藤武、仲代達矢といった名優の演技は期待されます。でも野々宮珠世役に松嶋菜々子というのだけは納得できないなぁ。
公開は2007年。オリジナル版を超えることは無理だとは思いつつ、公開の暁には期待半分不安半分で見に行きたいと思います。
一番心配なのは、三木のり平のアナを誰が埋めるか?だったりして…
まぁどっちが良いということではなく、それぞれに見事な映画であります。
三木のり平さんの役所ですが、今回は林家木久蔵さんが演じられます。木久蔵さんの演技力というものを知りませんので何とも言い難いところですが、キャラクターとしては悪くないかも。
私としては最後まで配役の決まらなかった那須ホテルの女中はる役が心配でした。オリジナルでは坂口良子さんが実に可愛く愛嬌たっぷりに演じてられて、またシリーズ他作でも準レギュラー的に出演されていたので、まさしくシリーズ全般においての顔的女優さんでした。まぁとにかく好きだったということです(笑)。
で、この度その役が深田恭子さんに決まりました。
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うーん、微妙な気分。
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