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映画のコトやら何やら綴りませう
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最終回です。

カイが最後のピースをはめ込みパズルが完成した瞬間割れた封印の鏡が元通りになり、魔王は氷の城の地下へと吸い込まれた。だがカイの心臓に突き刺さっていた鏡の欠片が残っていたために封印は完全ではなかった。復活する魔王。同時にカイは胸を押さえて苦しみだしたのだ。ラギはゲルダとカイを護るように雪の女王に言い残し、狼ホルガーと共に魔王との戦いに赴く。ゲルダとカイは互いに抱き合い、大粒の涙を流す二人。その涙とと共にカイの目から鏡の欠片が流れ落ちた。鏡は完全に修復され、ついに魔王は奈落の底へと封印されたのだった。
オーロラの下、ゲルダは記憶を取り戻したカイと語り明かす。そしてラギは女王から雪山での部下達の死の真相を聞いた。
故郷に向けての旅立ちの日。ゲルダとカイ、そしてラギは女王とトロル達に別れを告げ氷の城を後にした。旅の途中でのフリーダやベーとの再会と別れ。そしてラギもまたゲルダ達の故郷の村を目前にしたところで二人に別れを告げ、ホルガーと共に別の道を歩み始めるのだった。
懐かしい村。ゲルダとカイは互いの部屋に駆け込むと窓を開けた。そこにはあの鉢植えのバラがしっかりと根を張っていた。幾年かが過ぎ、その鉢植えのバラが大きな木に成長した頃、村の教会でゲルダとカイの結婚式が執り行われていた。家族や友人たちに囲まれ口づけをかわすゲルダとカイ。二人の上に時季はずれの雪が舞い始めていた。
それは、二人を祝福する雪の女王からの贈り物なのだった。

いくつもの別れと再会が描かれた最終回らしい最終回でした。無理に盛り上げることなく逆に淡々と押さえた演出で描くあたり、演出家の力強い自信を感じて見事なものです。ありふれた展開ではあるはずなのに、どうにもウルウルさせられてしまいました。

気になったことと言えば、やや詰め込みすぎというところでしょうか。ここら辺り話数短縮のあおりを受けているのかもしれませんが、それぞれのエピソードをもう少しじっくりと描いてもらえるともっと感情移入できたのではないかと。
特にラギと女王関連のエピソードは物語的にかなり大きなものだっただけに、この最終回でやってしまうとまるでラギが主人公に見えてしまうのが辛いところ。そしてゲルダとカイが村に帰り着いてから結婚に至るあたりももっと時間をかけられたら良かったと思います。後2話、最低でも1話欲しかったですね。

しかしそう言った部分も含めた上で、本当に良い最終回でした。
シリーズを通して考えても見事でした。アンデルセン童話の他作品を次々と作品内に盛り込んでいく構成はどうしても各話ごとの方向性にバラつきを見せましたが、それを逆に作品の味にしていました。そして何よりも面白かった。
本当に久々に次週が楽しみになれる作品でした。出崎監督以下、スタッフの皆さんに感謝です。



それはそれとして、猿のアモールの扱いについてですが・・・
ゲルダってば、アモールのこと完全に忘れていたのね(笑)。
それと今回もラギの異常なほどの強さが目立ちました。剣一本で魔王と互角どころか圧倒してしまうとは!
そんな魔王に苦戦していた女王様って、意外と弱い?(笑)

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