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映画のコトやら何やら綴りませう
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さてさてさて、黒の組織との息詰まる攻防を描いたブラックジャック先生の冒険編、堂々の最終回です。

ブラック・ジャック21
第17話「生命の尊厳」

原作エピソードは「99%の水(正しくは99.9%の水)」と「二人目がいた!」と表示されていましたが、いつもの通り本編にはまったく生かされていませんでした。逆に表示はされていませんが本編ラスト近くに原作の最終エピソード「人生という名のSL」を思わせる演出など入れて、ラストに最初のOPテーマ曲「月光花」を流したのも含めてまぁファンサービスといったところでしょうか。

フェニックス病の治療法が解明できない中、BJはこのままウィルスを満載したスカイホスピタル(SH)が東京に向かうのは大規模なバイオ・ハザードを引き起こす危険があると考え、白拍子医師に進路を北極圏に取るように指示する。寒冷地ではウィルスの活動を最小限に食い止められるからだ。
北極圏の広大な雪原に着陸するSHに、アラスカの米軍基地からの通信が入った。司令官の言うには、全世界の科学者が協力してフェニックス病の解明に取り組んでいるのだと言う。組織の極秘事項だったフェニックス病ウィルスのことも、現在のBJやSHの置かれた惨状もいつの間にか全世界の知るところとなっていたのだ。
基地から送られた膨大なデータの解析に取りかかるBJと白拍子医師。だがウィルスに感染した人間は21時間しか持たないのだ。BJの体にも感染症状が現れる中、刻一刻とタイムリミットが迫る。
そんな大変な状況の中、突然SHに蓮花が現れた。
えっ?
中国から北極圏の雪原のど真ん中まで、しかも10数時間でやって来るってどんな行動力だよ!
蓮花の目的はフェニックス病のウィルスと治療法を手に入れること。そしてBJに復讐することだった。彼女は自分の顔を奪ったBJを憎んでいたのだ。
って・・・大火傷で二目と見られない顔だったのをBJが整形手術で綺麗にしてくれたんじゃない。その新しい顔が気に入らない事情があったにしても、少なくとも普通に傷跡一つ無い美人顔に治してもらっておいてそりゃないんじゃない?
まぁ紆余曲折ありまして・・・
BJを殺そうとする蓮花を止めようとした全満徳は脳天を撃ち抜かれて死に、蓮花もまた重傷を負う。蓮花の命を救おうと緊急手術を始めるBJ。蓮花の胸の中にはBJの父が組織で作った人工心臓が埋め込まれていた。その人工心臓が何故か動きを弱めているのを見て、BJはフェニックス病治療の糸口を見つけた。人工心臓はオリジナルのフェニックスウィルスによって動いているが、それと異常進化したウィルスを掛け合わせることで双方を打ち消すことが出来るのだ。
一方、感染者死亡のタイムリミットまでのこり数時間となったのを見て米軍基地ではSHの周囲1kmを完全に焼却気化させるミサイルを発射することにした。何故かはわからない。別にウィルスがSH外部に漏れる心配があるわけでもなし、まだ感染者が生きているわけだし、ミサイルはタイムリミットを超えてからでも遅くないのではないか? それより前にSHと通信して状況を確かめるべきではないか。
ほ~ら、心配していた通りミサイル発射の直後にSHから治療成功の通信が入って大慌てするハメに陥る米軍基地であった(笑)。
オーロラの発する電磁波によってミサイルの自爆装置が働かない! って、現実のミサイルもそんなにショボイんですかね? ともあれ着弾まで後数秒というところで白拍子医師がSHを緊急発進させて事なきを得るのだった。
殺人ウィルスの危機は去った。長い旅を終えて日本に帰ってきたBJとピノコを迎え、新シリーズに入ってからすっかりないがしろにされていた準レギュラーの面々の顔には満面の笑顔があった。
かつての家の残骸がいまも残されている岬に立つBJとピノコ。またここで、一からやり直しだな。そう言うBJの顔には微笑みが浮かんでいた。

まぁ今回のお話もツッコミどころは山ほど有るわけですが、前回があまりにもアレでしたんで比較すると結構まともに見えてしまうという(笑)。実際これだけハチャメチャな話をよく30分で纏めたなぁと感心したりもしています。その点ではよく頑張りました、と。
しかしまさか「ブラック・ジャック」というアニメで、こんな「どこかで見たような」SFパニック風味のクライマックスを見せられることになるとは思いませんでした。やはりマコちゃんの趣味なのかな。

とにもかくにもTVアニメ「ブラック・ジャック」は終了。見ていてイライラしたり失笑したりすることの多かったシリーズですが、これからちょっとは寂しくなるかな~とか思ったり(笑)。しかしマコちゃんのブログにはまたイヤなことが・・・。

Tezka Macoto'6D 手塚眞ブログ
「SEE U BJ」09/04/2006

http://tzk.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/__0524.html

今日(4日)の放送で『ブラック・ジャック21』はシリーズ終了。

(中略)

これで2年続いた『BJ』のシリーズは、しばらくお休みになります

(中略)

目標だった「『BJ』をファンにとっての名作から、世間一般にとっての名作として認知させる」ことが達成できたので、任務終了という感じ。

(中略)

もちろん、これからも機会あるごとに『BJ』アニメはやりますよ。
今度はブームというのじゃなく、定番モノとして。

(後略)

うーん・・・まぁ自分に自信があることは良いことです。ただもう少し客観的に見ることも覚えてはどうか。そしてマコちゃん的には「ルパン三世」みたいに年1回とかで「BJ」2時間スペシャルなんてのを希望しているのでしょうか。まぁレギュラーでTVシリーズをやるよりは良いとは思いますが、出来ることならマコちゃんにはもう手塚作品には関わって欲しくないというのが本音ですねぇ。と言うか、もう手塚マンガのアニメ化自体希望しませんが。
マコちゃんブログにもありますが、2003年のアトム誕生年から無理矢理手塚ブームを引き起こそうとしたのかフジの「鉄腕アトム」NHKの「火の鳥」、そして今回の読売TVの「BJ」と立て続けに手塚作品が新作アニメとして制作されました。が、いずれもファンを失望させる代物だったように思います。出来ることならもうそっとしておいてほしいというのは贅沢な望みでしょうかね?

今後の展開としては2007年公開の実写映画「どろろ」が控えています。ここらあたりが内容の無かった手塚ブームにとどめを刺してくれそうでしょうか。
心配なのは浦沢直樹氏の「PLUTO」でしょうか。これは今後今後映像化される確率がとても高いと思うのですが、その際にまたマコちゃんがしゃしゃり出て来そうな悪寒。「PLUTO」好きなんでそれだけは勘弁してください。
そーいえば根も葉もない噂でしょうけど「ゲド戦記」(2006)原作者からも含めて酷評されまくりの宮崎吾朗監督が「PLUTO」を監督するなんて話も聞きました。ものすご~く嫌ですけど(笑)、実現したらゴローちゃんとマコちゃんの夢のコラボか。

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無題
  やっと今回のBJアニメが終了して、まさに”安息の日が訪れた” のが実感です。 

 これまでのアニメ化と異なり、比較的、原作に忠実でしたし、それこそ”世間の知名度”も上がって、良かったと思います。

 しかし、重要な”結末”を変更して、イルカも犬も人面ソウ男も、みーんな助かったので、結果的に作品のインパクトが弱く成ってしまったのは否めないでしょう。 故・治虫先生いはく、”どうして作品の中で沢山の人を殺すのかって?その方が読者が感動するからだ”

 また、BJの根底に流れるニヒリズムや、社会に対する批判精神は、”父親に対する不信感”が大きく影響していると思いますが、これは手塚先生ご自身の実体験、による所が大きいのかも知れません。
 
 ”どろろの醍醐景光”や ”アトムの天満博士”など、手塚作品には聖母の如く優しい母親とは対照的に、”父親 vs 息子”なる対立の図式がよく描かれて居ますよね。
 
 そんなブラック・ジャック漫画を、逆に ”父・手塚治虫をこの上なく敬愛する息子・マコト氏” が脚色するのですから、オカシク成るのは自明の理。 21では ”家族を愛するBJパパ!” に成ってしまいました。
(こんな21シリーズが全21話で無く、17話で終わってくれて助かりました。)
 
 今回のアニメ ”ブラック・ジャック”と、次々に謎をタレ流しては引っ張りに引っ張る ”PLUTO” の豪華2本立てで、ドドーっと疲れちゃいました。

 でも、同じようにBJアニメに満足されていない方が居られたと知って、大変うれしく思います。
ブラック・ジャック 17 URL 2006/09/07(Thu)01:54:08 編集
無題
>ブラック・ジャック 17 さん
コメントありがとうございます。

私はアニメにはアニメの見せ方があると思うんで、何でもかんでも原作通りに作ればいいとは思わないんですが、今回のアニメ化は改変の仕方がヘタクソで参りましたね。初期のキャラクターが原作と違ってとにかく死なないというのはプロデューサーサイドからの要求でマコちゃん自身も困惑したということを自身のブログに書いていました。シャチのトリトンの話など最悪の改悪だと思いますが、全てがマコちゃんの責任というわけでもないのでしょう。
とは言え、監督という肩書きを付けている以上はそれでは困るんですけどね。
「21」に入ってからのドラマの混乱ぶりは目を覆うばかりでしたし。

今回のアニメ「BJ」、
作画スタッフはとても頑張っていたように思います。しかし一方脚本、コンテ、演出といったところはとてもダメだった。特に今時のアニメとは思えないような素人みたいな演出が散見できたのは残念でした。これもマコちゃんの下に演出としてプロのアニメ演出家が付いている以上マコちゃんばかりの責任とは言えないでしょう。
作画以外、全体としてやる気の薄いアニメであったと思います。

ところで「PLUTO」は浦沢氏的には短め(単行本5~6巻程度)に纏めるつもりとも聞きますが、今後一気にラストまで駆け抜けるのかもしれません。怒濤のクライマックスを、まぁ私的にはかなり期待しています。
はまりん 2006/09/07(Thu)23:30:47 編集
無題
はまりんさん、レス有り難うございます。
 
そうですか・・・BJアニメの結末変更は、手塚マコト氏も不本意だったのですね。


 ところで、平均視聴率が”10%前後”だった今回のBJアニメ。 一般的には、”まあまあ”と言う所、でしょうか。

”人生と言う名のSL”を知らない人は、今回ラストの”18才ピノコ”に結構、驚嘆していた様ですから”原作ファン”は既にストーリーを把握しているからこそ、酷評するのかも知れません。


  
 ただし、ご指摘の演出力の未熟さに加えて、①手術シーンの割愛 ②快いBJの毒舌を削除・・などのために、”夕食時GT向けの無難ーな作品” に成ってしまったのは、否めない事と思います。

ゴム手袋スパーっ、メスがキラりで ”はいッ 1丁あがりー!”では、医療の重要性、人の命を救う事の素晴らしさは、全く伝わって来ないでしょう。


それに大塚明夫氏の美声もあって、アニメBJはサワヤカでした。

”漫画の基本は皮肉る事だ”(治虫先生)のとおり、原作版BJはシニカルな笑いに満ち溢れていましたよね。

 
 (コンコン、BJ家のドアが、ギーっと開くや否や・・・)
”金さえもらえば、何でもするって医者は アンタかね?”
”金さえ払えば 医者は何でもすると思い込んでるのは、お前サンかい”  (初対面ですよ!) 


 (ブラックジャックVS 露天商・・・)
”ルペペと言う男、知らないか?”
”さあ、知らんねぇ”
”その噛みタバコ 2箱もらおうか”
”あぁ、 その男ならあっちだ”  (ゲンキンな!)


たった2ー3コマで ”人間”を描き切る鋭い洞察力。

漫画PLUTOも、そう言う”手塚スピリッツ”を充分に継承していると思います。



ただし、故・治虫先生は ”ボクは漫画で読者に説教するけど、アメもしゃぶらせるんだ” と言われて居りました。


”史上最大”に於けるアメとは、言うまでも無く ”ロボット同士の壮絶なバトルシーン”でしょう。 しかしPLUTOでは、そこが雷とか竜巻などのイメージシーンばかりなのでシンドイです。


これとて、将来 ”おお、PLUTOの正体はゲジヒトの・・・!” と解明されるまでの”必要措置”なのは承知しているのですが、シンドイです。(ただし、ノース2号の巻は秀逸でした。あそこだけ、スクリーントーンを多用して絵も書き込まれていてますから、作者も入魂だったのでしょう。)

 
 ”怒涛のクライマックス”は期待できると確信しますが、水面から ”角だけ出して”戦うPLUTOを見ていたら、ドリフターズ加藤ちゃんの ”ちょっとだけよォー”を思い出してしまいました。(笑)
ブラック・ジャック 17 URL 2006/09/15(Fri)01:55:32 編集
無題
原作を改変して人や動物が死なない展開にするとか、手術シーンを描かないとか、アニメ初期はゴールデンタイム放送のための自主規制との戦いであったと思われます。
まぁ新人アニメ監督のマコちゃんとしてはプロデューサーに言われるがままのイエスマンに徹さざるをえなかったのでしょうけれど。(そのグチを自分のブログにぶちまけるのはちょっと見苦しいところですが)
無印終盤あたりからはそう言った部分はわりと頑張っていたと思います。「ちぢむ」なんかもほぼ原作に忠実にやってましたし。
何と言いますか、結局ゴールデンタイムに放送すると決めたことが最大の失敗だったんでしょうねぇ。子供向けに作られた毒のないBJにしてしまった時点で、マコちゃん以下スタッフも原作ファンを納得させる作品作りは無理だとは理解していたと思いたいです。でなけりゃ、マコちゃん本当に無能だよ。
まぁ別に子供向けでも面白ければいいとも思いますが、21にはいってからは更に視聴率は低迷して、関東では8%あたりをうろついていたようですね。関西ではもう少し上かな。原作ファンから愛想尽かされ、メインターゲットの子供にも見てもらえず、結局は面白い物を作れなかったことが最大の敗因なのは動かしがたい事実というところでしょうか。

でも化け物番組と言われた「コナン」の視聴率もここ数年は10%を切るような視聴率なわけで、もうあのアニメ枠自体が厳しいのかもしれません。
BJ後番組の「結界師」も人気出そうに思えませんし。
はまりん 2006/09/16(Sat)16:59:17 編集
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