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なんだか久しぶりのTVの洋画劇場鑑賞。ここのところ今一パッとしないウォルフガング・ペーターゼン 監督の、豪華キャストによる超大作史劇ですね。トロイの木馬伝説は知っていてもその舞台となるトロイ戦争そのものの知識はあまりないので、興味深く見させていただきました。
トロイ (2004)
TROY
トロイのバカ王子とスパルタの不倫王妃が恋に落ちたことで、トロイを滅亡に導く大戦争が勃発するのであった。
トロイの王子パリスが恋するスパルタ王妃ヘレナをさらってしまったことで国を滅ぼしてしまうことになるわけで、その割にこの二人の描写はあっさりしたもの。あくまでブラッド・ピット扮するギリシャの英雄アキレスを主人公として物語は進みますね。そう、アキレス腱の語源となった人物です。ではこのアキレスの戦いぶりを描いた英雄譚かと言うと、これがそうでもない。何かこれは、アキレスとトロイの第一王子ヘクトルの戦い軸にしつつ、その実ペーターゼン監督はあくまでオーソドックスな群衆劇、史劇大作を今の世に作ろうとしたのではないかと思うのですね。
ペーターゼン監督らしいダイナミックな映像や編集の数々に目を見張りつつ、その一方でドラマ自体は実にオーソドックスで予想を覆すような展開はありません。見ていてどうにも懐かしい、'60年代あたりの史劇大作を見ているような気分になってくるのですよね。最新技術が可能にした大群衆による城攻めのシーンなどは「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズを思い起こさせますが、英雄譚でもある「ロード・オブ・ザ・リング」と違って「トロイ」では極力ケレン味を廃した演出を心がけているのも監督の意向通りなのでしょう。クライマックスのトロイの木馬作戦から炎に包まれるトロイの街の映像まで、実に史劇らしい史劇を久しぶりに見ることが出来たと少々嬉しい気分でした。ただ勿体ないのは、そのクライマックスのトロイ陥落戦にまったくと言っていいほど迫力が無かったことでしょうか。なんだか最後の最後で気が抜けてしまったような。
人間ドラマ部分の希薄さはTV放送時間の影響もあるのでしょうか。オリジナル・ランニングタイムが163分もありますから、今回の放送では40分くらいはカットされた計算でしょうか。こういう群衆劇としては厳しいところですね。しかしそんな中でも俳優陣の、特にヘクトル王子を演じたエリック・バナや巫女プリセイス役のローズ・バーンは良いものでした。そして特筆すべきはトロイ王を演じた名優ピーター・オトゥールの素晴らしい演技。過去数々の作品で名演を見せてくれたオトゥールですが、本作でも見事に作品に深みを与えていました。
ところで物語の発端となるヘレナ王妃ですが、戦乱を巻き起こして国を滅ぼすに足るほどの魅力が感じられないのが難でしたねぇ。パリス王子共々人物描写に深みがなく、あっさり描きすぎたことの弊害でしょう。
後これは翻訳の問題でしょうけど、史劇にしては登場人物達の言葉使いが変に現代的なのが気になりましたね。
それにしても・・・見せ場であるトロイの木馬作戦ですが、映像化すると予想以上にマヌケに見えるというのも問題と言えば問題でありました(笑)。
放送記録:2007年04月29日PM9:00~11:24ABCレビ「日曜洋画劇場」
「スター・トレック」シリーズでエンタープライズ号機関主任スコット・・・と言うか、私らだと「宇宙大作戦」のチャーリーと呼んだ方が愛着ありますが、これを演じた故ジェームズ・ドーハン氏の宇宙葬がこの28日に行われたとのこと。
いや~、いつの間にかそんな時代になっていたんですねぇ。遺灰を乗せたロケットを打ち上げ、その後回収ということらしいですが、出来ればそのまま宇宙に送り出して欲しいところ。まぁそうもいかないんでしょうけど。
なんにせよ、なんだかちょっと感動的なお話ではあります。10年前には「宇宙大作戦」の制作者ジーン・ロッデンベリーさんも同様に宇宙葬が行われたそうで、ちょっと宇宙や未来に思いをはせてしまうニュースでした。
・スタートレック機関長の「宇宙葬」=遺灰を無重力空間へ-米
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070429-00000023-jij-int
・「スタートレック」の機関長、宇宙葬で最後のお別れ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070429-00000842-reu-ent
いつ頃からかすっかり評判の悪くなったソニーですが、また笑えない話。
・ソニー、自社製プレーヤでも再生できないプロテクトでDVDを保護
http://japanese.engadget.com/2007/04/20/sony-dvd-arccos-protect-fiasco-again/
>相変わらずリッピングはできるものの新しいDVDプレーヤの一部では再生できないという本末転倒なことになっています(買ってきたけど観られないから仕方なくリッピングしてPCで観た、という報告も多数)。
なんつーか、ありえねー・・・w。
これは米での話のようですが、日本ではどうなるんだろう。記事中に上がっているタイトルでは『カジノ・ロワイヤル』とか、廉価版が出たら欲しいと思ってるのですけどね。
それにしても、私も昔はソニー教の信者でして、ことにAV関係はほとんどソニーで揃えていたものです。多少他メーカーよりも割高でも信頼性を重視していたわけですが、それらが次々と壊れていって以来すっかり私の中でも信用を失いましたね。一度失った信頼を取り戻すのは難しいものですが、今のソニーさんはあえて逆の道を進んでいるような・・・。
以前ならテレビやらビデオデッキやらを買おうという人に意見を求められたらソニー製を推薦したものですが、今ならソニーだけは止めておけって言いますね。こういうクチコミって結構影響あると思うんですけどね。
まぁしかし、今のソニーのダメっぷりは元信者としては切ないところですよ。
ところで少し前、久しぶりに「バイオハザード2」をプレイしたくなってPSの電源を入れてみたら・・・
動きませんでしたよ・・・(´A`)y-~~。
今朝のハヤテ見ました
ハヤテのごとく!
第4話「はぢめてのおつかい~こちらスネーク。誰も応答しない」
さて、予告通り学園にナギのお弁当を届けに行くハヤテくんのお話。雪路の見る者をイラ立たせる暴走ぶりやヒナギクとの対決シーンはなかなか良し。しかし物語合間に入るあにめオリジナルのシーンやパロディは例によって滑り気味。まぁここら辺は徐々にこなれてきているようには感じますので、回が進むにつれて良くなっていくでしょう。
で、今回の注目は何と言っても多数の新キャラ投入と、特に原作でも最も?人気あるヒロインのヒナギク登場ですね。今回ヒナギクの登場シーンは他に比べて、演出も作画もやたら力が入っていたように思います。放送開始以来イマイチ視聴率が低いと聞いても居ますので、ここは最大のてこ入れたるヒナギクを押し出すのは実に妥当な判断と言えましょう。まぁ要するに、ヒナギクやたらと可愛かったということです(笑)。
今回の一番の不満はと言いますと、ナギとヒナギクの顔合わせをしたかったのでしょうけどラストが大きく変わっていたことですかね。原作での、お弁当がダメになったとも知らずワクワクと届くのを待つナギをアニメでも見たかったなぁ、と。
ところでこれも原作には無い部分ですが、毎回「その頃の西沢さん」て感じのカットを入れる演出は今後の展開を考えてもとても良いかと。
次回は咲夜登場と伊澄登場の二本立てですね。プルプルする伊澄ちゃんが予告を見る限り上手く再現されてるみたいで、これは楽しみです。
さて、「さよなら絶望先生」のアニメ化も公式に発表されたようで不安半分期待半分なわけですが、その久米田康治氏のお弟子さん作品であるところの「ハヤテのごとく!」のアニメ版、今日はその第3話。
ハヤテのごとく!
第3話「世界の中心でアイを叫んだり叫ばなかったりな獣とロボと執事」
演出もこなれてきたのか徐々に良くはなってきていると思いますが、相変わらずギャグの間やテンポが悪くて上滑り感が。
そろそろ「ナギ可愛いよ」だけで見続けるのが辛くなってきつつもあったり。
しかしそれより、次回がもう学園登場?(お弁当を届ける話) えらく話が飛ぶなぁ。
まぁ学園編のキャラクターたち、特に原作で一番人気のヒナギクを少しでも早く出したいがための改変なのは分かります。1~3話を強引に回想エピソードとしたのもそのためなのでしょうけど、こうして無理に時系列を弄るのは話を分かりにくくしていると思われ。5話からはまた日常編に戻るみたいですが、こういうのはあまり好ましくないなぁ。
それに加えて、私のイチオシキャラである伊澄の登場が後回しにされたのが気に入らんというのもありますが(笑
それにしてもこの雰囲気だとナギとハヤテで初日の出を見に行く話はやらないのかな? 結構好きなエピソードなのだけど。
ところで先日出ました「乙女はお姉さまに恋してる」DVD第4巻。
映像特典として収録される「ツンデレラ」が期待されていたわけですが、これが映像特典どころか20分を超える堂々たる作品に仕上がっていました。いやいや面白かったですよ、TVで放送しなかったのが勿体ないくらい。
元々はオリジナルPCゲーム「処女はお姉さまに恋してる」に付録として付いていた絵本が原作で短いお話なのですが、これを上手く膨らませてアニメ化していたと思います。
DVDも昨今の深夜アニメの中では結構売れたみたいですしアニメ第2期の期待も高まっているようですが、個人的にはTVシリーズで取りこぼしていた個々のエピソードをOVAとかででやってもらえると嬉しいかも。宮小路家のお正月とか、卒業旅行はぜひアニメで見たいところ。
ネットで「一番怖いホラー映画は?」なんてBBSなどを見ると必ず一度は名前が挙げられる作品。でまぁ昔、10年くらい前の「映画秘宝」かなんか映画雑誌で名前を見て以来気にはなっていたのですが、この作品が本来「ギニー・ビッグ」シリーズの一編として作られたというのも耳にしていたのでなかなか見る勇気がありませんでした。
「ギニー・ビッグ」シリーズと言うと覚えている方もいるでしょうけど、あの連続幼女殺人犯の宮崎勤が所持していたことで一躍有名になったビデオ用作品です。あの時はあたかもホラー映画やそのファンが悪の権化のように扱われて閉口したものですが、特にその残虐な内容から象徴的に扱われたのが「ギニー・ピッグ」でありました。もっとも宮崎勤が持っていたのは残虐性が問題になったシリーズ第1~2作ではなくコメディタッチの第4作目のみであり、彼のビデオコレクションの大部分はアニメを録画したものだったわけで、まぁホラー映画は連続殺人の理由付けに体よく使われた格好で今も昔もマスコミの強引なやり口は変わりませんな。一昨年だったかの事件でフィギュア萌え族なんてアホな言葉を作ったジャーナリストさんも謝罪することもなく今でも普通に活躍されていますしね。
さておき、
「ギニー・ピッグ」の1~2作と言うのは上でも言いました通り残虐な内容で有名でありまして、まぁ拉致監禁された女性が散々拷問され痛めつけられたあげく生きたまま全身バラバラにされ内蔵引きずり出されて殺されるというような内容で、特にストーリーもなくただただグロ描写を映し続ける疑似スナッフビデオみたいなものです。と言うか、そういうモノらしいです。私は実際には見ていません。ホラー映画は好きですけどグロ系は苦手なんですよね。
で、宮崎事件の影響でタイトルを変更したとは言え本作もそういうシリーズの一編として作られたと思うと、どんなに怖い作品か確認したいと思いつつも手が出せない、所謂「見たいけど見たくない」作品となっていたわけです。
でも一度は見ておかなくちゃという思いと、それとシリーズ初期作品のような直接的なグロ描写は控えめで精神的なグロさ中心だという意見もあり、それならばと勇気を振り絞って見てみましたよ。
主演している、まだそんなに有名でない時代の佐野史郎氏の狂気の演技というのもずっと気になってましたしね。
「LSD ラッキー・スカイ・ダイヤモンド」(1990)
結論から言いますと、怖さという点についてはさほどでもありませんでした。ただ確かに病的とも言えるグロテスクな作品ではあります。
どこかの廃墟の一室のような広い部屋。そこにはベッドと医療器具とおぼしき物が置かれている。ベッドに横たわっている女性、洋子は奇怪な幻覚を見続けている。点滴のボトルや二つに割ったメロンの中には無数のゴカイが詰まっている。部屋の中にはオブジェのごとく内蔵が吊され、あちこちの壁からは血が溢れ出る。そして洋子の股間からは自らの内蔵が溢れ落ちて床にビチヤビチャとまき散らされる。
絶叫と共に目覚める洋子の側には彼女の恋人だという医者と、姉を名乗る一人の女。二人は脳に異常を持った洋子の治療と看護に当たっていると言うが、洋子にはその記憶も二人に対する見覚えも無かった。優しげに治療と称しながら異常な言動を繰り返す二人。一方洋子には断片的な記憶がフラッシュバックのように甦りつつあった。
やがて医者は洋子の脳手術を執り行うと宣言する。奇妙な赤い薬液を強引に飲まされて手術台に横たえられる洋子。医者は洋子の頭部をメスで切り開き、むき出された脳に電極を差し込むと電流によって反応する洋子の体に興奮しながら女にフェラチオさせるのだった。
手術を終え、元のベッドの上で目覚めた洋子は激しい頭痛の中で記憶を取り戻していた。この二人が自分を拉致してここに連れてきたのだ。必死に暴れて逃げようとする洋子に女が激昂して叫んだ。「こんなに心配して世話しているのに!」女は手にメスを握ると洋子の腹に何度も突き立て続けた。
血塗れのまま放置された洋子は腹からこぼれる内臓を手で押さえ、激痛に耐えながら部屋からの脱出を試みた。再び襲ってくる女。激しい乱闘の末女を返り討ちにした洋子は部屋を出て薄暗い廊下を進む。廊下のその先に大きなダンボール箱があった。突然、そのダンボールを突き破るようにして医者が飛び出してきた。
顔面を白塗りにし、ダンボール箱を着た医者は手にパン切りナイフを持って洋子に襲いかかるのだった。
この後医者に扮する佐野史郎氏の狂気の暴走が始まるわけですが、まぁ文章で説明するよりは興味有る人には実際に見てほしいと思いますのでストーリー紹介はここまで。
まぁ奇怪な作品ですね。登場人物は3人のみ。そしてその3人全員がキチガイという、見終わった後になんともイヤ~な気分が残る作品です。
洋子役の網浜直子さんは今でもTVドラマなどで活躍されていますが、さすがに上手い方です。姉を名乗る女には中村れい子さん。役を作りすぎなのか大根なのか、こちらの狂気演技は今一つ。そして佐野史郎氏の鬼気迫る狂気。やりすぎ感もあるものの、ちょっとスゴいです。
ただこの作品をもう一つ評価しづらいのは物語の面白さや役者さんの頑張りに比べて演出の稚拙さでしょうか。幻覚とも悪夢ともつかない描写を手持ちカメラを適当に揺らすだけで表現するなど、どうにも褒められない映像演出で締まりません。低予算ゆえのビデオ撮りや全体の安っぽさは仕方ないとしても、その安っぽさを異様なリアル感に転嫁することに成功した作品はいくらでもあります。例えば最初のVシネマ版の「呪怨」(1999)とかですね。それが出来なかったのは勿体ないと思わされます。本作がグロさはともかくとして、さほど怖くなかったというのもそこらあたりの問題が大きかったかと。
まぁでも、本作は60分ほどの作品ですがその中に幻覚と狂気の世界を作り出すことにある程度成功しているのは評価できます。インディーズ作品くささすら感じる強引豪快な展開もまずは良し。グロ耐性のある方なら一見の価値はあるかもしれないですね。
ちなみに私はグロ耐性が弱いので、内蔵描写や序盤のビン詰めメロン詰めのゴカイあたりはちょっとキツかったですね(笑)。特に蟲系は苦手なもので。
あ、本作はエロ描写はほとんどありませんがその内容ゆえに成人指定になっていますので、レンタルする際にはご注意くださいね。
や、久しぶりの鬼平ですね。
金曜プレステージ
鬼平犯科帳スペシャル「一本眉」
落ち着いた映像や演出は健在で、まずはそこが嬉しい。しかしちょっと原作を弄りすぎなのが気になりますね。原作のエピソードだけで2時間持たせるのが辛いのはわかりますが、それならそれで2本立てにするとか方法はあったかと思います。全体的に少々テンポ悪し。
一本眉役に宇津井建というのはちょっと意外な感じで、悪くありませんでしたが繋がり眉毛のメイクはあまり似合わないですねぇ(笑)。昔のシリーズでの1時間枠で同エピソードをやった時の一本眉役の人は誰だったっけ、そっちはバッチリ似合っていました。
ともあれ、「剣客商売」やこの「鬼平」のような良質な時代劇がレギュラー番組として見られない現状は、時代劇ファンにとっては辛い時代であります。
放送記録:2007年04月06日PM9:00~10:52関西テレビ「金曜プレステージ」
アニメ「名探偵コナン」ももう今年で11年目ですか。黒の組織の話も進まないし毎度のドラマもマンネリ気味だわで、最近は見逃すことも多くなってしまいました。でもまぁ、毎年の映画版はそれなりに楽しみにしているんですよね、こちらも映画館まで観に行くことはなくなりましたが。
と言うわけで昨年公開の、アニメ10周年記念にしてシリーズ第10作目です。
「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」(2006)
実を言うとあまり期待していませんでした。と言うのもここ数年の劇場版シリーズ、つまり第8作「銀翼の奇術師(マジシャン)」(2004)と第9作「水平線上の陰謀(ストラテジー)」(2005)と2作続けてどうにも不満な出来だったからですが。
で、その第8作「銀翼の奇術師(マジシャン)」(2004)から監督になった山本泰一郎氏が続けて今作まで監督を務めてられるわけですが、いやいや今回はなかなか良い出来ですよ。劇場映画の演出3作目にして、ようやく手慣れてきたという感じでしょうか。
まずもって10周年記念作として主要キャスト総出演でありながら、あくまでコナンと平次を主役として二人に見せ場を絞った展開が良い。これまでの劇場版シリーズのような派手さを抑え気味に、あくまで謎解きをメインに置いた脚本はちょっと意外性がありましたね。実は最後まで、いつものように今回も遊園地がボッカンボッカン爆発し始めるんじゃないかと心配しながら見ていました(笑)。まぁ例によってドラマの設定にも謎解き自体にもかなり無理がありましたし、10周年記念作としては地味すぎやしないかとか色々ありますが、でもまぁたまにはビルやら飛行機やらが大爆発する冒険アクションじゃない「名探偵コナン」映画を見てみたかったので嬉しいところですよ。
後これは個人的に一番嬉しかったのは、劇場版シリーズの恒例であった蘭ちゃんの悲劇のヒロインぶりが今回無かったこと。これを逆に大きく不満に思っている人も多いと思いますが。確かに蘭ちゃんと新一の絆みたいなのを描くのも嫌いじゃありませんが、毎年毎年繰り返されるのもちょっとワンパターンと思ってましたので今回の映画はその点大英断だったように思いますよ。
(そもそもアニメや原作が10年以上続いていると言っても、作品内時間では新一が消えてからまだ1年も経っていないと思うと・・・。)
恋愛話が無くなった分、今回女性ファンの皆様には大いに不満かと思われますが、子供達に楽しんでもらえる映画を作ろうとしたのであろう制作側の心意気を嬉しく思います。その分見せ場的には蘭ちゃんがワリを喰った感がありますが、少年探偵団や特に哀ちゃんが活躍したので良しとしましよう。
まぁそれはそれとして、ジェットコースターに元太が爆弾を持ち込んだことをどうして知り得たのか、最後の怪盗キッドの登場はさすがに無理あるなぁと思います。でもジェットコースターがボッカンボッカン爆発しなくて本当に良かった(笑)。
放送記録:2007年04月02日PM7:00~9:24読売テレビ「春休み映画スペシャル」
というわけで、2年に渡って楽しませてくれた「ふたご姫」も残念ながらついに終わりです。
ふしぎ星の☆ふたご姫Gyu!
第52話「鳴りひびけ!☆平和のベル」
ブラッククリスタルキングとの最終決戦、ここ数話は盛り上がりましたね。どうやって敵を倒すのかと思いきや、ここは「ふたご姫」という番組らしくあくまでも王道かつオーソドックス。友達たちの心を込めた歌声に力を取り戻し、真っ正面からブラッククリスタルキングを打ち破りました。
この「Gyu!」のシリーズに入ってから、まぁ玩具が売れないとか言われてましたので色々方向転換とか模索していたのかドラマのブレを感じるようなことがままありました。正直不満を感じることもありました。しかしラスト数話のまとめはなかなかに見事なものでしたね。
少し残念なのは学園編メンバーのキャラクターが薄いせいで、どうしてもふしぎ星メンバーばかりが目立っていたことでしょうか。2年目からのキャラを増やしすぎた弊害でもありますが、まぁこれはファインとレインの「友だち100万人」計画が順調だったためと理解しましょうか(笑)。それと、てっきり放置されるのかと思っていたエドワルドの秘密や学園長の正体がきちんと描かれたのは嬉しかったですね。ブラッククリスタルキング演じる若本さんの熱演もクライマックスに花を添えてくれました。
というわけで別れは寂しいものですが、「ふしぎ星の☆ふたご姫」これにて完結。なんだんかんだ言いつつ、子供達が楽しめるようにしっかりと作られた良質なアニメでありました。こういう出来の良い子供向けアニメは本当に貴重だと思うのですよね。制作スタッフのみなさん、2年間お疲れ様でした。
ところで、ファインとレインの「友だち100万人」計画は成功したのですかね。ロイヤルワンダー学園やホワイト学園の生徒全てと友だちになりそうですし、きっと達成しているに違いないでしょうね。
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