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映画のコトやら何やら綴りませう
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間開きましたが、25日の続きです。

まぁ金田一耕助というキャラは過去現在と様々な役者さんが演じていますね。役者さんや監督によってずいぶん解釈が違っていたりしてそれぞれに面白い。
特に好きなのは最初に見た金田一ということもあるでしょうが、やはり石坂浩二。TVの古谷一行金田一も大好きですが、流石に近年は老けすぎで辛いところ。原作ファン及び原作者にも不評であった片岡千恵蔵金田一は、確かにまぁ金田一耕助か多羅尾伴内だか見分けが付かなかったりもしますが(笑)これまた好きだったりします。
ちゅうか皆それぞれに個性的で、どうしても好きになれなかったのは片岡鶴太郎金田一くらいですか。片岡金田一シリーズは演技も酷かったけど作品も酷かったなぁ。
さて鹿賀丈史金田一ですが、独特な風貌とそのわりに軽い雰囲気で印象に残る金田一さんですね。登場作品の出来はさておいて、一作だけで終わらすのは惜しい金田一さんでした。

Akuryotou 「悪霊島」(1981)

瀬戸内海に浮かぶ刑部(おさかべ)島に行方不明者捜索の依頼を受けて向かう金田一耕助は、途中奇妙なヒッピー青年五郎と知り合う。彼もまた何かの目的を持って刑部島に向かうようだ。刑部神社の祭りが近く帰省者や観光客でごった返している島。肝心の行方不明者はすでに死体となっていたが、こときれる直前に「鵺(ぬえ)の鳴く夜に気を付けろ」という謎の言葉を遺していた。

「鵺の鳴く夜は恐ろしい」のコピーとビートルズの歌を主題歌にしたことで公開当時大きな話題になった作品です。
古い因習の残る瀬戸内海の孤島で起こる連続殺人、と言うことで「獄門島」(1977)と印象がかぶりますね。佐分利信が本作にも出演していることでなおさらその思いが強くなります。まぁ見終わった時の印象はずいぶんと違うのですが、原作がわりと後期の作品と言うこともあってかいささか新味に乏しい筋立てではありますね。双子というのが本作の重要なテーマになっていますが、双子が禍々しい事件の発端となる物語は古来より多々ありますし、双子を利用した一人二役トリックも今となっては目新しいモノではありませんし。

篠田正浩監督の映像は美しく見応えあります。しかし脚本の混乱ぶりが見ていて少々辛いところ。それでなくても人間関係が複雑ですんなりと理解しづらい物語がなおさら複雑怪奇に。市川シリーズのように分かりやすく整理することをしなかったのは「あえて」のようでもありますが、そのことで作品自体の印象を薄めてしまっている気がします。それにしても犯人が誰かを知り、そのことをひた隠しにしようとする人物がどうしてわざわざ金田一を呼び寄せたのかといった、筋の通らない部分はなんとかしてほしかったものです。

役者陣はなかなかに豪華。特に本作の真の主役と言えるヒッピー青年を演じる古尾谷雅人さんがいいですね。この人はどんな役柄でも上手く演じる好きな役者さんで、本作での飄々としていながら何かしら心に秘密を抱えた青年は見事です。すでに亡くなられているのが本当に惜しまれます。
そしてもう一人、妖艶にしてどこか無邪気な御寮人を演じる監督夫人でもある岩下志麻が実に良い。思えば岩下志麻さんの主演作品ってほとんどまともに見たことがないんですよね。「極道の妻たち」シリーズとか、あまり興味がないもので。しかしこれほとどに上手い方だとは思っていませんでした。

ところで最後に、今回見たDVD版に対する大きな不満を一つ。
使用権が切れたのでやむを得なかったという事情は理解できますが、それでも作中のビートルズの歌が他の歌手によるカバーに差し替えられていたのは本当に残念なことでした。ラストに流れる主題歌「レット・イット・ビー」など、あまりにパンチ力が無さ過ぎて昔見た時に比べて印象は大きくマイナスになってしまいました。事情はあるとは言えやはり改ざんは改ざんですし、なんとかオリジナル版での再発売はできないものか。

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