[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今年最後のセガールアクション!
ちゅうわけで流石木曜洋画劇場、年内最後の放送にセガール作品とはやってくれます。先週の「グラマー・エンジェル危機一発」(1986)と合わせて他局ではなかなか出来ないワザですねぇ。
しかし、スティーヴン・セガールのアクションを期待して見ると少々肩すかしな一作。
「沈黙の陰謀」(1998)
THE PATRIOT
FBIに取り巻かれたテロ集団のリーダーは、わざと自身に殺人ウィルスを感染させて投降した。彼の裁判を行ったモンタナ州の小さな街はたちまち感染者が溢れる危機的自体に陥る。政府はすぐさま街を封鎖して防疫部隊を送り込むが、ウィルスの突然変異によってワクチンの効果が無くなってしまっていた。唯一の頼みはその町で医者をしていた免疫学の権威マクラーレン博士だけだった。
一方自分達の使っていたワクチンも効果無しと知ったリーダーは仲間の手で脱獄し、病院を襲撃した。そしてマクラーレン博士の娘だけが感染を免れていたことを知り、脱出したマクラーレン親子を捕らえようと追っ手を放つのだった。
というわけで最近流行りのバイオハザード物の一本。田舎町が感染によって危機に陥るという設定は「アウトブレイク」(1995)とか「第2のカサンドラ・クロス事件!? 細菌兵器に襲われた街(クレイジーズ)」(1972)なんかと似たり寄ったりですが、そこにテロ集団の恐怖も絡め、セガールさんを放り込んだところが新味というところでしょうか。主人公の細菌学者が懸命にワクチン開発に当たるあたり「アウトブレイク」まんまなんですけど、その配役にセガールさんを持ってくるのはある種奇抜ですよね。テロリスト達を素手でバキバキと殺していく免疫学の権威という構図はちょっと凄いです(笑)。しかしテロ集団との戦いが最大の見せ場になっているため、より恐ろしいはずの殺人ウィルスの恐怖が激しく薄まってしまっているのはいかがなものか。
一方でセガールさんのワクチン開発がストーリー上では重要な部分なので、どうしてもアクションの方も薄味気味。つまりはバイオハザードの恐怖もセガールアクションも薄い、どっちつかずの作品になってしまった感があります。
おかげで作品そのものの印象も薄い薄い。今回の放送を見始めて、20分くらい過ぎてようやく前に見たことがあると気づいたくらいです(笑)。サスペンスアクションとしてはまぁ極端に悪い作品ではないと思うのですが、どうもコレという特徴がないのが辛いところですね。
それとセガールさんが出演していると何でもかんでも「沈黙の○○」と付ける邦題にも問題あるかと。「沈黙」シリーズとか言われると、どうしてもド派手なセガールアクションを期待しちゃいますもんねぇ。
放送記録:2006年12月28日PM9:00~10:55TV大阪「木曜洋画劇場」
「インディアンの知恵は凄い!」ってオチには笑った。BC兵器なんか、屁でもないってか。
大事なお花をヘリで飛ばしまくっていいのかい。
今年もよろしくね。
しかし、テレビ東京の映画の予告のナレーション、アホみたいでないかい?
>大事なお花をヘリで飛ばしまくっていいのかい。
あのラストは、一応さわやかなラストシーンを演出しているのでしょうけど、見ていてその不条理感に笑えてきます。病人に自分達で拾い集めて煎じて飲めってことですからねぇ。まぁこの映画のツッコミ処は他にも山とありますが(笑
>テレビ東京の映画の予告のナレーション、アホみたいでないかい?
だがそれが良い!
「バンダム級」とか「ブシドー」とか名コピーも次々生み出してますし、なによりあのハイテンション&バカみたいなナレーションが無けりゃ木曜洋画劇場じゃない、って感じで。
TV洋画劇場の予告とか解説ってのはどんなB級映画であってもどれだけ面白そうに見せるかってのが腕の見せ所なわけでして、テレ東の映画担当は(ある意味)わかってるなぁって感心させられますよ。
03 | 2024/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
28 | 29 | 30 |
・落合寿和の字幕翻訳日記
・一瀬隆重公式ブログ
・前田有一の超映画批評
・痛いニュース(ノ∀`)
・25 o'clock
・mumurブルログ
・とりかご
・中国毒物情報局