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ここ数年の海外でのゾンビ映画ブームの立役者でしょうかね。実のところ初見の時にはあまり感心しなかった本作ですが、それから何度か繰り返し見ているうちに徐々に好きになった作品でもあります。
「バイオハザード」(2001)
RESIDENT EVIL
まぁ元々「バイオハザード」は原作ゲームのファンだった(と言ってもプレイしたのは3作目までですが)こともあって、あのドキドキ感ゾクゾク感がどの程度再現されているかと期待していたわけです。ですがこの映画版は、まぁ一応は原作の舞台立てを踏襲しているものの、ゾンビの扱いも中途半端ですしホラー映画としても中途半端であるなぁ、と。
主役アリスも演じるミラ・ジョヴォヴィッチは好きだし魅力的ではあるものの、その超人的アクションを見るにこれは「バイオハザード」なのか?という感じでした。
つまりは映画としてはそれなりに面白いと思いつつ、一方でゲーム「バイオハザード」の映画化という部分に拘っていたのですね。ですがゾンビ映画やホラー映画への拘りを横に置いて見るなら、これはサバイバル・アクション映画としては決して悪くはないのですよ。
監督のポール・アンダーソンは「イベント・ホライゾン」(1997)でもその独特の恐怖演出に感心させられましたし、「エイリアンVS. プレデター」(2004)も面白い出来でしたね。そこそこの制作費で想像以上に面白い作品を作る、B級アクションの名手だと思います。多少のドラマの整合性を犠牲にしても娯楽性を追求するわかりやすい手法は好きです。本作の続編「バイオハザード II アポカリプス」(2004)を自ら監督しなかったのは本当に残念。
ところで中盤のゾンビの群れが襲いかかってくるくだりは初見の時からかなり好きです。ゾンビ映画好きとしてはその後の展開に期待したものでしたが。それに特殊部隊員の女戦士レインを演じるミシェル・ロドリゲスを知ったのも収穫でした。「エイリアン2」(1986)のバスケスを彷彿とさせるキャラクターですが、こういうキャラは大好きですねぇ。部隊の黒人隊長も良かったのですが、活躍の場がなかったのは残念。
そしてラストの無人となったラクーンシティを撮す画が素晴らしく、ここばかりは何度見てもゾクゾクします。見事な作り込みですよねぇ。「死霊のえじき」(1985)の名オープニングや「28日後...」(2002)と同様のイメージですが、ゾンビ映画を始めとする近未来ホラーの終末感が上手く出ていると思います。
このラストシーンを見た時は続編に激しく期待したものですが・・・、まぁ「バイオハザード II アポカリプス」という作品自体は嫌いではありませんが、少々期待とは違う作品になっちゃいました。
放送記録:2006年12月23日PM9:00~10:54関西テレビ「土曜プレミアム」
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