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あれれ~~~?(江戸川コナン風に) 今日の土曜プレミアムは確かドラマ「東京タワー」であったはずなのですが、TVから流れてくるのは映画「オーシャンズ11」の前説。これはどうしたことか、もしかしてと思って「東京タワー」のキャストを見てみるとやはりそこには山本圭一の名前が。
極楽とんぼ山本の事件はもうしばらく様々なところで尾を引きそうですね。「東京タワー」はフジテレビ的にも結構力を入れていた様なので少々残念ではあります。
さて「オーシャンズ11」ですが、考えてみると私この映画見た記憶が無いなぁということで鑑賞することとしました。
「オーシャンズ11」(2001)
OCEAN'S ELEVEN
と思っていたのですが、しばらく見ていて気づきました。この映画、やっぱり見たことあるわ。なんつー印象の薄い作品であることか。まぁ細かいところはかなり記憶が薄れていましたんで、そのまま鑑賞続行。
ところで本作のオリジナルである「オーシャンと十一人の仲間」(1960)は好きな作品です。フランク・シナトラとその仲間達、いわゆるシナトラ一家が集まってなかばお遊び的に作り上げた伝説の映画ですね。その豪華キャストもさることながら、皆それぞれに楽しんで出演しているのが微笑ましく楽しい作品でした。物語自体は単純でさほど大した脚本でもなかったわけですが、いわばお祭り騒ぎ的にシナトラ一家の面々が大暴れするだけで嬉しい、文句なしの娯楽作品でした。
で、そんなある意味奇跡的な作品を大まじめにリメイクしちゃったのがこの「オーシャンズ11」。シナトラ一家にならって豪華キャストを集めてみたものの、11人ものキャストを持て余し気味なのが辛い。また変にシリアスぶった展開にオリジナルにあった楽しさも大きく減退。
元々が大したストーリーではないのだから、もっと展開をお笑いの方に振るべきだったのじゃないかなぁ。最新の技術を駆使した泥棒シーンにしても何でもあり的な小道具は緊張感を削ぐし、変にリアルな展開は様々な脚本上の穴を大きくしてしまっています。そして何より、オリジナルに比べてドラマ的にもキャラクター的にも「粋」じゃないというのが何とも残念。せっかくリメイクするのにオリジナルの一番の魅力を再現できていないのでは意味がないなぁと。
とまぁ色々と文句をつけましたが、でも軽~く見るには悪くない映画だとは思いますよ。やはり豪華キャストの競演を見るだけでも楽しいですし、特にエリオット・グールドの登場は嬉しかったですねぇ。
しかし本作で一番の問題と思うのは、ジュリア・ロバーツ扮するヒロインのキャラ付けがあまりに適当で、こんなバカ女を必死に取り戻そうとするオーシャンもまたバカにしか見えないというところでしょう。ジュリア・ロバーツという女優さんは結構好きなだけに、こういう魅力のない(しかしおそらくスタッフもキャストも魅力的な女性として描いているつもりの)役を演じているのを見るのは残念なことでした。
まーそれはそれとして思い出話を一つ。
オリジナルの「オーシャンと十一人の仲間」は子供の頃から何度もTV放送で見ているのですが、最後に見たのは10年ほど前でしょうか、サンTVの今は亡き「火曜ロードショー」でのことでした。で、その枠の解説は山城しんご氏がやっていたのですが、放送後の解説でやたらと怒っていたのが記憶に残っています。
何がそんなに気に入らなかったのかと言うと、悪役の声の吹き替えが関西弁だったこと。
「なんで悪役ゆうたらいつも関西弁で吹き替えられんねん! 関西をバカにしとんのか!」と(笑)。
いや、気持ちは分からないでもないけど、映画の解説してくれ(笑)。でもそのことがあってから、映画解説者としての山城氏が少し好きになりましたよ。
放送記録:2006年07月29日PM09:00~11:24関西テレビ「土曜プレミアム」
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