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映画のコトやら何やら綴りませう
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今回は後半のみの鑑賞となりましたが。

「名探偵コナン 天国へのカウントダウン」(2001)

完成したばかりの日本一の高層ビル、ツインタワーに招かれた毛利小五郎と蘭、園子、コナン、少年探偵団といつもの面々。だがそのビルの関係者が次々と殺害されるという事件が発生。さらに最上階の会場で完成披露パーティが開催された夜、各所に仕掛けられた爆弾によってビルは炎に包まれた。炎の迫る中、最上階に取り残されたコナンと探偵団の運命やいかに。
消防隊長のオハラハンは命がけの救出作戦に挑むのだった(嘘)。

と言うわけですでに10作を数える劇場版「名探偵コナン」シリーズの第5作目にあたる作品です。
何度か言及しています通り劇場版シリーズで私が一番好きなのは第3作の「世紀末の魔術師」(1999)なのですが、本作はそれに次いで良い出来だと思います。いや、映画としての娯楽性では本作の方がやや上回っているかも。

「コナン」の映画を見ていつも気になるのは蘭ねーちゃんがやたらと悲劇のヒロイン扱いされているところですが、本作では蘭と新一の関係をさらりと流して他のキャラクター達にも見せ場を割り振っているところが特に気に入っています。蘭ちゃんだけでなく他のヒロイン、歩美、園子、哀それぞれにエピソードを設けて魅力的に描き、またいつもなら刺身のつま扱いの少年探偵団の面々にもしっかりと見せ場があるのは嬉しいところ。そしてそれが煩くない程度にしっかりと作品内に収まっているのは上手いと思います。
まぁその分事件そのものは単純で解りやすいものになっていますが、原作やTV版と違って劇場版シリーズは謎解きよりもアクションアドベンチャー的な見せ場が主という作りになっていますからこれはこれで良いでしょう。
ラストの脱出シーンはさすがにそりゃムチャだろうという展開ですが、でも楽しいから良し(笑)。

もう一つ劇場版シリーズで気になると言えば、毎回やたらとビルやら豪華客船やらがボッカンボッカン爆発するところで、派手にショーアップされればされるほどドラマが不自然に感じられてしまうんですよね。本作でもツインタワーがボッカンボッカン爆発するわけですが、そこに黒の組織を上手く絡めることで不自然さを薄めたのも上手いところかと。

とまあ結構私的にはベタ褒め気味ですが、ちょっとと言うかかなり気になる部分が本作には一つあります。超高層ビルでの火災、最上階での完成披露パーティ、停止した展望エレベーターでの危機、エレベーターシャフトを伝って広がる火災、屋上でのヘリコプターでの救出失敗、等々、舞台背景が名作「タワーリング・インフェルノ」(1974)と印象がかぶりすぎではないかと。オマージュなのかインスパイアなのかわかりませんが、もう少しオリジナリティを出した方が良かったと思われます。

放送記録:2006年09月30日PM06:45~08:54ABCテレビ「名探偵コナン10周年企画SPファイナルコナン祭り」

えっ? 実写ドラマ「名探偵コナン」?
なんですかそれは?(笑)

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