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映画のコトやら何やら綴りませう
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さて昨日の「雪の女王」です。
感想としては、

ゲルダ強ぇぇぇぇぇぇ!

山賊の娘フリーダの投げっぱなしジャーマンを受けながらも身を翻して着地。間髪を入れずフリーダの顎に向けてドロップキックが決まったぁ!
いやはや炭坑の親父と戦った時のラギを思い出させる見事な格闘センスと言えましょう。長旅の中で鍛えられた体と、そしてラギの教えもあったのでしょうか。これで雪の女王との最終決戦も安心というものでしょう(笑)。

さておき、
前回常春の国のお姫様と王子様から頂いた便利な黄金の馬車ですが、その派手な外見から山賊たちに狙われ早々と失ってしまうこととなりました。水中でもものともせずに全力で走り去っていく馬車の画はシュールかつ驚異的な性能でした。
山賊に囚われの身となったゲルダ。危うく人身売買されるところを助けてくれたのは山賊の女頭領の娘フリーダ。母親からアジトの外に出ることを禁じられていたフリーダは友達を欲し、しかし友達との付き合い方を知らない女の子なのでした。
友達と呼びながら動物たちを鎖で縛る乱暴者のフリーダ。しかしフリーダの孤独と優しい心に気づいたゲルダは徐々に心を許し、彼女を外へと誘います。山賊の森の中心にそそり立つ世界樹で遊ぶゲルダとフリーダ。二人は世界樹にたわわに実った実を食べてしまいます。その実は決して食べてはいけない、食べれば呪われるという禁断の果実だったのです。森の掟を犯した者が居ると知った山賊たちは二人を追うのでした。

と言うわけで。、氷河の向こうにある人間の知らない不思議の世界での冒険の始まりです。
山賊話は3話連続となるようですので、今回はまずゲルダとフリーダが友情を芽生えさせるお話というところでしょうか。相手を縛りつけることが友情だと思っていたフリーダが、ゲルダと出合うことで本当の友達というものを知っていく展開になるのでしょう。どのような演出が施されるのか期待されます。
開けっぴろげで乱暴者で陽気でまるで少年のようでありながら、一方で寂しさに耐えているフリーダのキャラクターはまことに魅力的であります。ゲルダに大切な人のことを聞いておきながら、いざ語られ始めるとふて腐れて寝てしまうフリーダ。一方で喜々としてカイや祖母やラギのことを語り続けるゲルダ。この対比は実に楽しいシーンでありながら、同時にそれぞれの同じ年頃でありながらまったく違うこれまでの人生を克明に表していてなかなかにキツイものがありました。
フリーダの心を癒していくゲルダ。そして同時に展開する禁断の実を巡る大騒動。菅原文太声のトナカイの登場。盛りだくさんな内容で次回が楽しみですね。

しかし菅原文太氏はさすがに重みのある良い声の演技でしたが、山賊の頭領役の草笛光子さんはちょっと厳しいものがありましたね。草笛さんは素晴らしい女優なのですが、声質的にも声量的にも今回の役所は向いていなかったと思われます。折角のご出演なのに勿体ないなぁ。

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