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映画のコトやら何やら綴りませう
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寒くなってきました。
で、そろそろ例年通り灯油の巡回販売が始まっているわけですが、その値段にちょっとばかり愕然。昨年は18リットル980円ほどで、それでも高いと言われていたのですが、今年は1330円。まぁ今年は石油関連の値段が高騰しているのは承知していたのですが、一気に350円アップはかなーり家計に響きますね。石油ストーブは暖かいし同時にお湯も沸かせるのでありがたいのですが、でも出来るだけ電気ストーブでしのぐしかないかな・・・。

20051103mainichi01 さて今日の朝刊の社会欄。懐かしや天本英世さんの記事が載っていました。
11月3日付け毎日新聞です。
見出しがいいですね、「死神博士」スペインに眠る。ご当人は生前、自分の演じた役所に思い入れることは無いと言ってられたものの、ファンにとってはやはり天本さんと言えば今でも死神博士のイメージが強烈に残っているわけですねぇ。私的には天本さんと言えば「キングコングの逆襲」(1967東宝)でのドクター・フーが最も印象的でした。
映画やドラマでいつも印象的なキャラクターを見せてくれていた名優のことを、久々に思い起こさせていただきました。

故・天本英世さん:遺灰がスペインの川にまかれる
http://www.mainichi-msn.co.jp/photo/news/20051101k0000e040092000c.html

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さて、本日の日曜洋画劇場は「LOVERS」(2004)でしたね。
すっかり忘れてましたよ・・・orz
まぁでも、今日は「雪の女王」だけでお腹いっぱいに楽しめましたからいいでしょう。

「雪の女王」第24話「パラダイスの園」

ついに本性を現す風の化身と雪の女王が相まみえる、一大巨編でありました。

序盤、一人沐浴をする雪の女王の普段とは違うリラックスしたような優しい表情、その美しさにまず見惚れます。しかしその頃、女王の留守を見計らって進入した風の化身が、ついにカイを女王の城から連れ出してしまったのです。帰城した女王はカイを狙っていた者の存在をはっきりと確認し、すぐさまその後を追うのかと思いきや・・・なんとそこでバトルコスチュームへと着替えるのでした。
全身に鎧を纏うバトルモードへと変身する女王。先ほどのたおやかな美しさとは一変したりりしさ格好良さにまたしても見惚れます。
楽しいパラダイスの園へ行こうとカイを誘い出した風の化身。二人が風になって空を飛ぶシーンは実にファンタジックで楽しさに溢れています。しかしカイは風の化身によって闇の底で永久の眠りにつかされようとするのです。カイを眠らせ闇へと連れ去ろうとする風の化身。しかしその前に雪の女王が立ちふさがりました。
ランスを振りかざす女王と、シルクハットを二振りの剣に変えた風の化身の雪上での決闘。
ここいらで、はて?今見ているのはなんのアニメだっけ?と確認したくなります(笑)。

ついに風の化身を圧倒する女王。風の化身は再戦を期して去っていくのでした。
一方ゲルダとラギは、狼の群れが徘徊する森の中で野宿をしていました。ふと、眠りに落ちてしまうラギを見やって森の中に歩み去っていくホルガー。翌朝ホルガーは全身に傷を負いながら帰ってきたのでした。自分たちを守ってくれたのだと知ったゲルダはホルガーに抱きつきながら涙を流したのでした。
カイを守るために戦った女王と、ゲルダとラギを守るために戦ったホルガーの対比は今後何らかのドラマを産むのでしょうか。

いやしかし、全編気合いの入った作画で、しかもこれほどに迫力あるバトルを「雪の女王」で見ることになるとは思いませんでした。毎回良い意味で先の読めない、ある意味何でもありな展開がこの作品の大きな魅力だなぁって改めて思います。そしてその何でもありな物語をしっかりと空中分解することなくまとめ上げる出崎監督の力量。
今回も思いもよらない展開に大笑いしつつ、ラストのホルガーにしっかりとホロリとさせられてしまいました。
これまでのゲルダの旅が中心の展開から、今回大きく雪の女王とカイ側のドラマが動き、ますます今後が楽しみになってきましたよ。

さて次回はいよいよ人魚姫です。
「マッチ売りの少女」でもマリアのキャラクターデザインに驚かされましたが、今度の人魚姫の少女も予告で見て予想もしないデザインに驚いてしまいました。このこれまでのイメージを覆す少女がゲルダと共にどんな物語を紡ぐのか、期待されます。

「エクスプロラーズ」EXPLORERS(1985)
オタク監督がオタクと少年たちに向けて作ったSF冒険ファンタジー。
3人の少年がガラクタを集めて宇宙船を作り、何者かの招きに従って宇宙を目指す。そしてそこに待ちかまえていた者とは・・・。
前半の夢溢れる展開から、宇宙人の登場によって一気にバカ映画へと変貌。実にバカバカしく子供っぽい映画だけれど、でもそこが素晴らしい。
ただ後半のまとまりの無さはちょっと勿体ないかな。
ジョー・ダンテ監督が自らの趣味のおもむくままに撮った一作でありましょう。
イーサン・ホーク、リヴァー・フェニックス、ジェイソン・プレソンの3人が演じる少年たちの演技も素晴らしい。

ところで「ドリームシアター」名物、水野晴郎氏の解説は毎度楽しみなのですが、どうも作品名の間違いや記憶違いなどが目立つのが気になります。解説一発撮りの弊害でしょうけど、今回も「宇宙水爆戦」を「宇宙水爆大戦」とか言ったりなんかしちゃって。明らかな間違いは撮り直ししていただきたいなぁ。
今では貴重な解説付き洋画劇場なんで、今後とも長く頑張って頂きたいです。

放送記録:2005年8月27日PM7:30~9:18サンTVドリームシアター

「濡れ髪三度笠」(1959)
市川雷蔵主演の濡れ髪シリーズの一本。
頑固で融通がきかないが、義理人情には誰より厚くめっぽう強い。そんなやくざ者の主人公がひょんな事から本郷功次郎扮するとぼけた若様と旅をすることになるが・・・。
互いに心惹かれていく二人の男のコミカルで心温まる物語。そして次々と襲い来る刺客との剣劇も見応えアリ。最後の涙の別れのシーン・・・と思わせて、というラストまで良くできた作品であります。

放送記録:2005年8月28日PM8:00~9:45サンTV時代劇スペシャル

ついでに
「エグゼクティブ・デシジョン」EXECUTIVE DECISION(1996)
大変面白い映画ですが、それはそれとして・・・
いつもこの映画見る度に思うんですよ。
セガールさんがあれくらいで死ぬわけないよね。

放送記録:2005年8月28日PM9:15~11:09朝日放送日曜洋画劇場(野球中継延長により15分押し)

え~、今から20年ほど昔、シリーズ物の3作目となると「3」作目と「3-D」を掛けて立体映画として制作されるのが流行ったことがありました。と言っても記憶に残ってるのは「13日の金曜日PART3」(1982)「ジョーズ3D」(1983)くらいで、もう1~2本あった気もするのだけど・・・。
まぁしかし観客に3-D用眼鏡を配ったり回収したりと劇場の仕事が煩雑になるとか、両眼とも健常でないと観られないとか、いろいろと問題があってかすぐに消えてしまい、3-Dシステムはその後もっぱら遊園地とかのアトラクションとして活躍することとなりました。
んで、今回の作品

「スパイキッズ3/ゲームオーバー」SPY KIDS 3-D: GAME OVER(2003)

ですが、そんな「PART3=3-D」な作品が久々に登場。
まーと言ってもTV放送ですから飛び出さない2-D版での放送ですけどね。でも元3-D映画らしい、やたらと画面に向かっていろんな物が飛んでくる演出はそれはそれで楽しい。
だいたいこの手の3-D映画というのは「3-D」であることそのものが見せ場であるため、それ以外のドラマがなおざりになりますね。上記の「13日の金曜日PART3」や「ジョーズ3D」もストーリー性は無きに等しく、ただただ3-Dであることを売りとするための取って付けたような物語が展開するだけでした。
でもそれはそれで良いと思うのです。
観客は3-Dを楽しみに行くわけで、それそのものがイベント。いかに映像で観客を驚かせるか、楽しませるかが主題ですからね。こうしたアトラクション・ムービーとして、本作「スパイキッズ3」は良くできていたと思います。
ゲーム世界の冒険という設定はディズニーの「トロン」(1982)を思い起こさせますが、より今風のアクション・アドベンチャー風のゲーム内描写も楽しく、まさに自分自身がゲームをプレイしているような感覚で子供が楽しく見るには最適でしょう。またCGで構成された画面は3-D映画として飛び出させるのに向いていますしね。
内容の無さ具合はちょっと昔のアクションゲームあたりと大差ないですが、それに比例して単純明快な娯楽性は高く、キッズ・ムービーとしての完成度は高いと感じました。
ただ、主役の姉弟に前作までの奔放な魅力が無く、最後はリカルド・モンタルバンとシルヴェスター・スタローンの大物2人に美味しいところを全部持って行かれる構成はちょっといかがな物かと思いますけどね。まぁ2人のファンとしては嬉しいですけど。

後、ちょっと苦言を言うならば、作品中でやたらと「家族」という言葉をキーワード的に使っていたわりに家族の絆的な描写が薄すぎるのが気になります。クライマックスの一族友人勢揃いは面白いのですけど、ただのイベントに終わってしまっていたのが惜しい。こう感じるのは最近「Mr.インクレディブル」(2004)を見て家族描写に感銘を受けたところだったからかもしれません。
それとこれは完全に個人的嗜好の問題かもしれませんが、姉弟の姉カルメン役アレクサ・ヴェガの老けっぷりにかなり驚き。1988年生まれだそうですから出演当時15歳くらいのはずですが、初めてアップになったシーンでどこのおばさんかと・・・。


さて、シルヴェスター・スタローンと言えば「ロッキー6」の制作が発表されたばかりですが、引き続いて「ランボー4」も制作がされるとか。正直言ってどちらのシリーズも今更新作を作ることはないとは思いますが、ここのところどうも影の薄かったスタローンがこれを期にまた華々しく返り咲いてくれるのなら一ファンとしては嬉しいところではあります。


話変わって、年末公開の期待の超大作「キングコング」ですが、なんでも上映時間3時間だそうな。1933年のオリジナル版が1時間40分で過不足無くまとまっていたこと、1976年の最初のリメイク版が2時間14分だったことを鑑みるに、一体何を盛り込んだら3時間にもなるのだろうか。ピーター・ジャクソン監督、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで長時間映画を撮るのに味をしめちゃったかなぁ。個人的には2時間を大きく越える映画にはあまり好印象は感じないのですが、でもジャクソン監督のことですしまぁその長時間に見合った内容と面白さは十分に期待します。

放送記録:2005年10月29日PM9:00~10:55関西TV「プレミアムステージ」

まぁですね、私は野球に限らずスポーツの勝ち負けに一喜一憂するタイプではないのですが、それにしても・・・

阪神さん・・・○| ̄|_

いやはや、この圧倒的な弱さは日本シリーズ史でも稀ではないかなぁ。どうせなら今日も二桁得点を許して負けて、偉大な記録を残して欲しかったとすら思います(苦笑)。まぁ来年はがんばれ!

しかし阪神百貨店のバーゲンを楽しみにしていた人はガッカリでしょう。ウチの母や叔母のことですが(笑)。

ともあれロッテさんおめでとう。本年は日韓友好年(笑)でもありますし、これはこれで良かったのではないかな。なんにしろロッテと阪神の力の差が明らかでありました。

俳優の根上淳さんが24日、脳梗塞のため亡くなられました。
1947年に大映に入社、数々の映画やTV作品に出演されていましたが、やはり私たち世代には「帰ってきたウルトラマン」でのMATの後期隊長役が強烈に印象に残っています。
デビュー初期の作品はほとんど見たことがなかったので、主演スターと言うよりはその存在感を生かした名脇役という印象の強い役者さんでした。
享年82歳。ご冥福をお祈りします。

俳優の根上淳さんが死去
http://www.daily.co.jp/newsflash/2005/10/25/192098.shtml

ちょっと前ですが、産経新聞にこんな記事が載ったようです。

洋画の日本語吹き替えL.A.で 高齢化で高まる需要
http://www.sankei.co.jp/news/051006/evening/07int001.htm

記事では高齢化社会の影響で吹き替え版の需要が大きくなっているという論旨ですが、まぁもちろんそれは大きな要因とは思うのですが、それとは別に字幕への不信感という部分も徐々に広がりつつあるのだろうなぁと思われますね。
かく言う私も子供の頃から映画は字幕派でして、昔はTVの洋画劇場での吹き替え放送などは「本物」の映画を見たことにはならないのである・・・なんていう主義(苦笑)だったりしたわけですが、いつしか字幕に対する意識もずいぶんと変化してしまいました。人間が丸くなったのかなぁ(笑)。
そんな昨今、特に意識の変化を強烈に後押ししてくれたのが、このブログでも最初の頃話題にした某大物字幕翻訳家氏が起こした多々の誤訳珍訳騒動だったわけです。
大好きな映画を馬鹿な誤訳で台無しにされるくらいなら、(他のまともな人が翻訳した)吹き替え版で見た方が良い。そう考える映画ファンは確かに増えて来つつあるように思います。

私もね、「エピソード3」と「宇宙戦争」を観に行った時、本当は吹き替え版で観ようと思ったんですよね。昔の私からは想像も付かないことですが・・・なにしろ両作共に上記大物翻訳家氏の字幕に問題有りという話を聞いていたものですから。結局「宇宙戦争」の吹き替え版は時期的に上映が終わっており、「エピソード3」の方は時間が合わないことで断念しましたが。

吹き替え版だと字幕に比べ情報量が多いという利点もありますが、俳優さんの生声が聞けないという大きな欠点もあります。個人的には字幕に問題が無い限りできればこれからも字幕版で観たいと思います。けれどここまで「いいかげんな映画字幕が多い」ということが明らかになってきた以上、配給会社なり(一部の、しかしやたらと仕事量の多い)翻訳家さんなりがもっと字幕の重要性を認識しないかぎり、これからも吹き替え版の需要は大きくなっていくのでしょう。

頼みますよ戸田センセ。事前に聞いていたとは言え「エピソード3」の「掃除が大変だ」には愕然としましたよ。


ところで、

イチロー俳優デビュー
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/oct/o20051017_30.htm

なんてニュースもありました。
来年正月放送の「古畑任三郎スペシャル」にマリナーズのイチローが出演するということです。
「古畑任三郎」自体は時々見ていた程度で大ファンというわけでもなかったのですが、イチローが本人役で、しかも犯人役で出演というのはかなーり興味ひかれます。いったい誰を殺すんだろう・・・とか(笑)。まー演技力とかはアレだとは思いますが、こういうのはお祭りですからいいと思いますよ。
イチローの出演は3夜連続の第2夜だそうですが、第1夜に石坂浩二氏が出るというのも楽しみです。これは、少なくとも1~2夜だけは見なくてはなりますまい。

今更ながらですが見ました。

「装甲騎兵ボトムズ/赫奕たる異端」(1994)

そもそも1983年から1984年にかけて放送されたTVアニメ「装甲騎兵ボトムズ」は元々さほどロボットアニメ好きとは言えなかった私が「機動戦士ガンダム」に次いでハマった作品でした。「ガンダム」以上にリアルな戦争描写や世界観、機動兵器AT(アーマード・トルーパー)の兵器としての魅力、意外性に満ちたドラマ展開。そしてそれまでのアニメでは考えられなかった主人公キリコのキャラクター描写。
「ガンダム」以降「太陽の牙ダグラム」や「宇宙戦士バルディオス」「伝説巨神イデオン」等、所謂リアル系ロボットアニメが人気を博したわけですが、それらの作品がどうしても子供がロボットを操って戦うというある種の決まり事の中で作られたのに対し、戦争のプロが戦う物語であり過酷な世界での恋愛を描いた「ボトムズ」は群を抜いて大人びた雰囲気と魅力に満ちていたのでした。
以降「ボトムズ」を作り上げた高橋良輔監督は私のお気に入り監督となり、「機甲界ガリアン」「蒼き流星SPTレイズナー」「鎧伝サムライトルーパー」「ガサラキ」等、期待に違わぬ作品を見せてくれました。
無論「ボトムズ」放送後に作られたOVAも見逃せません。「ザ・ラストレッドショルダー」(1985)「ビッグバトル」(1986)「野望のルーツ」(1988)の3作はいずれもTVシリーズの骨太なイメージを保った完成度の高い作品でした。

さて、その後TVシリーズから10周年記念として1994年に作られた全5話からなるOVAシリーズ「赫奕たる異端」ですが、実は今まで見ていませんでした。「野望のルーツ」からの6年の歳月のうちに「ボトムズ」熱が薄れたというのも確かですが、それ以上に今回の作品がTVシリーズのその後を描くということに大きな不安を感じていたのです。
過去に作られたOVA3作はいずれもTVシリーズの中で語られなかった空白の時間を埋める形で作られており、その作りには大賛成でした。そもそもあれだけ綺麗に終わった物語に、その後の物語など必要だというのでしょうか。キリコとフィアナはコールドスリープカプセルに入り、平和な世界を求めて宇宙に旅立ちました。そしてきっと、そんな世界で目覚めて幸せに暮らしたはずなのです。過酷な戦乱の中で互いの愛を貫いた二人にとって、それはどこか切なさはあるけれど幸せな結末だったはずです。そんな二人を再び戦いの中に呼び戻そうというのは無粋というものではなかろうか。そんな想いがあったのでした。

そして「赫奕たる異端」制作から11年。見たいという気持ちと見たくないという気持ちがせめぎ合う中で、ええ、ついに見てしまいました(苦笑)。

キリコとフィアナが眠りについてから32年後、二人のカプセルが宇宙の回収業者に拾われるところから物語は始まります。蘇生したキリコの目の前でいまだ眠り続けるフィアナは連れ去られ、キリコはフィアナを追って再び戦いの中に身を投じていくのです。
戦争を続けているギルガメスとバララントに加え、巨大な宗教組織という第三勢力の存在。TVシリーズでは細かに描かれなかった謎の組織の実態。TVシリーズ冒頭から常にキリコの監視者であり記録者であったロッチナの登場。「ボトムズ」ファンにとってファン心をくすぐられるドラマ作りはさすがといったところでしょうか。加えて完成度の高い作画はみものでした。最もキャラクターデザインに関しては個人的にはあまり好みとは言えませんでしたが。

総合的に見て、「赫奕たる異端」はそれ単体の作品としては非常に面白いものでした。
ですが、やはりTVシリーズのその後を描く必要があったのかという想いが残ります。特にTVシリーズでは描かれなかった・・・と言うか、後付け設定なのでしょうから当然ですが・・・フィアナの意外な事実など、詳しくはネタバレになりますので言いませんが、例えば「エイリアン2」(1986)で苦労の末生き延びたニュートやヒックスが続編「エイリアン3」(1992)の冒頭で無意味に殺されたのを見た時の不快感や裏切られた気持ちに近いかもしれません。
はたしてあの感動的なTVシリーズのラストをぶち壊してまで作るだけの価値があったのか。しかし高橋監督自らキャラクターデザイン兼作画監督の塩山紀生氏との制作時の対談の中でTVシリーズ最終回を否定してしまっているので何をか言わんやですね。本作発売当時、世の「ボトムズ」ファン達がどんな感想を持ったのか、ちょっと知りたい気分です。

つか・・・11年も前のOVAを今になって熱く語ってること自体妙なものですね(笑)。


【地上波映画鑑賞】ミクロの決死圏(1966)

本日サンTVにて放送していましたので、後半だけですが見ていました。
手塚治虫氏がネタをパクられたと激怒された本作ですが、まぁそれはそれてして(笑)何度見ても美術が素晴らしい。今ならCGを多用してもっとリアルな画面をつくるのでしょうが、1966年当時の持てる技術をつぎ込んだ映像はそれはそれで今見ても見応え有ります。ドラマ的にツッコミたくなる部分も多々あるわけですが、それもまた今となっては味という物でしょう。
それにしてもラクエル・ウェルチ嬢の美しさセクシーさはやはり格別ということで(笑)。

放送記録:2005年10月19日PM7:30~9:15サンTV「シネマ・スタジアム」

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