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今日は近くの熊野神社の夏祭りの日。 ということで行って参りました。参拝した後は例によって東京人の知らない東京名物「東京コロッケ」を食し、帰りに「ベビーカステラ」をおみやげに購入。
美味しゅうございました。
しかし毎年思うことですが、年々夜店の数が減っていっていることには寂しさを覚えます。昨年までは東京コロッケの夜店も必ず2軒出ていたのですが、今年はついに1軒に。昔は近隣でも有名な賑やかな祭りだったのですが、ここ数年で急速に寂れていっている感じです。
今の子供的には夜店などさして魅力的ではないのですかね。
さて祭りと言えば、来月には同人界最大のお祭りであるコミックマーケットがこの夏も開催されますね。実に70回目の開催となります。
で、そのコミケ会場の一角で企業関係が出店する企業スペースがあるわけですが、今回このような催しを行うスペースがある模様。
http://www.sonymusic.co.jp/Animation/ppgz/news/index.html
少し前に始まったTVアニメ「出ましたっ!パワパフガールズZ」の主演声優さんを招いてのイベントです。開催は3日に渡るコミケの最終日、8月13日(日曜日)です。
残念ながら私は本作を見ていないのですが、子供を中心になかなか好評だと聞いております。ということで今回のイベントにも子供、特に幼い女の子を連れた親子連れが多数観覧に訪れることが予想されますが、そういうイベントをコミケ内で、しかも3日目に開催するというのはちょっと正気の沙汰とは思えません。主催者はコミケの実態を理解しているのかなぁ?
夏コミケ3日目と言えばエロ同人誌中心の即売会ですし、企業スペースの多くもエロゲームのメーカーでありましょう。そして何より猛烈な暑さと信じられないほどの人混み。イベントは当日の11:30~と13:30~に行われるそうですが、コミケのことを知らない親御さんが「じゃあ11時頃に会場に着けばいいわね」なんて思ったとしたら確実に地獄を見ます。
炎天下で長時間並ぶも地獄、会場に入ったら入ったで人混みと暑さで地獄。子供には厳しいイベントになることは間違いない、それがコミケです。一応上記イベントのページには注意書きが書き加えられたようですが、それにしてもまた頭の悪い開催場所を選んだものだなぁ、と。何事もないことを祈りますが。
ところで祭りと言えば毎年の「ハリー・ポッター」の映画ですが、昨年公開の「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」(2005)を今頃ですが見ました。正直言って私にとっては毎回あまり感心しない出来のシリーズなのですが、ファンタジー好きの母が見たがったものでレンタルして一緒に見たというわけです。
内容は魔法学校3校による対抗戦というお祭り騒ぎですし、まぁちょうどシリーズ翻訳者の脱税問題がニュースを賑やかせていますし、ちょうどいいかなと(笑)。
こちらの感想は近いうちに書きます。
11日の夜、久しぶりにブログの更新でも・・・と思ったらちょうど3日に渡るメンテナンスの初日でした。と言うわけでようやく、改めて更新。
暑中お見舞い申し上げます。
暑中見舞いを出す時期としては1週間ほど早いんですけどね、まぁもう十分に暑いよぅってことでHPの方も更新しました。
ホンマ暑いです。頭がボーッとしてきて何もする気になりません。
それにしてもこのブログの更新も滞っていますけど、もう少し待って下さい。
さて、折角ですから暑中見舞い絵の背景に使った作品についても少し語っておきましょう。
元は手塚治虫氏の名作「青いトリトン」を原作として1972年に放送されたTVアニメ「海のトリトン」でして、制作は「宇宙戦艦ヤマト」シリーズの西崎義展氏、演出は後に「機動戦士ガンダム」を監督する富野喜幸氏。
この半年に渡って放送されたTVシリーズを前後編の2本の劇場映画として再編集することになった、その前編に当たるのが本作です。
まぁしかしこの数年前まではTVアニメを再編集して映画として公開するなどということが流行るなんて想像もしなかったものです。そのはしりとなった「宇宙戦艦ヤマト」(1977)の際もとても商売にはなるまいと考えていた人が大半だったようです。ところが予想外の大ヒットで、その後様々な再編集劇場版が乱立することとなりました。
「科学忍者隊ガッチャマン」(1978)とか「アルプスの少女ハイジ」(1979)とか観に行きましたですよ。「機動戦士ガンダム」3部作なんかもそうですね。「伝説巨神イデオン」(1982)、「宇宙戦士バルディオス」(1981)あたりからTVで放送できなかった部分を補完する意味なんかも出てきましたか。
さておき、「宇宙戦艦ヤマト」で一山当てた西崎氏としてはもう一山という気持ちで「トリトン」を倉庫の中から引っ張り出してきたのでしょう。
上記の通り前後編の2部作として制作されるはずだった劇場版「海のトリトン」。監修に「宇宙戦艦ヤマト」と続編「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」(1978)を監督した本来実写畑の大ベテラン舛田利雄氏を招いて盤石の体制かと思われましたが、興行的に振るわなかったのか結局後編が劇場公開されることはありませんでした。
ところで実のところ後編は実際に作られていたのか疑問だったのですが、数年前に前後編を収めたDVDが発売されているんですね。一応は存在していたんだ~。
さて本作の公開ですが、1979年の夏に「宇宙戦艦ヤマト フェスティバル」と称して「宇宙戦艦ヤマト」と「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」を同時上映した際に豪華3本立ての最後の一編として公開されています。私も当時チラシ画像にある三宮東映で鑑賞したものです。
映画の内容はと言いますと・・・まぁただのダイジェストでしたよ(笑)。
アンディ・ラウ主演の戦う僧侶の物語。
という知識くらいしか持たず、いつもの大味な香港アクションかな~と思いつつ見てみましたが、いやいやこれはなかなかに面白い作品です。公開当時のアクションシーンを前面に押し出した作りの予告編とも随分印象が違いますね。
「マッスルモンク」(2003)
RUNNING ON KARMA
人気の男性ストリッパーであるビッグガイはかつては僧侶だった。修業時代に大切な女性が犯罪者に殺されたことで人の持つ業(カルマ)を悟り、僧衣を脱ぎ捨てたのだった。また彼はその時から他人の前世の姿を見通す力と、その前世の業によってその人物が死を迎える時期を知る力を得たが、彼はその力から目を背けて日々を過ごしていたのだった。
そんなある日、彼はストリップ劇場の取り締まりで出合った女刑事の背後に中国人を惨殺する日本兵の姿を見る。その前世の業によって、いずれ彼女は殺されることになるのだろう。最初は見て見ぬふりをしようとしたが、しかしその女刑事に徐々に心惹かれていく彼は彼女を死の運命から救うために戦う決意をするのだった。
前半はいかにも娯楽アクション調で楽しい展開。開幕早々に登場のアンディ・ラウのムキムキ肉襦袢姿に笑わされます。この全身特殊メイクによるムキムキボディは結構良くできているのですが、でもどう見ても作り物なのが味でもありますね。その動きにくそうな特殊メイクで軽快なアクションを繰り広げるラウは大したもの。このラウと女刑事が互いに心惹かれていく描写はどこかコメディチックでもあり、微笑ましくもあります。
最初の見せ場は殺人を犯したインド人格闘家との対決ですが、その相手の中にも前世の業を見て助けようとするビッグガイの姿は爽やかです。嫌みで暴力的なくわえ煙草の特務刑事とビッグガイのやり取りやその顛末も臭い展開ながら心温まります。
女刑事フンイーに扮するセシリア・チャンは美人というほどでもありませんが、とても愛嬌があって魅力的です。映画前半のコミカルな展開に相応しいキャラクターと言えるでしょう。しかしだからこそ、終盤に至る展開がさらに衝撃的なものになります。
いずれ死ぬのなら世の中の為に、ビッグガイの為に命をかけようとするフンイー。そして自分自身の業と対峙することになるビッグガイ。それぞれの辿る結末は厳しいものでした。終盤、観念的で説明不足な感もありますが、その物語の持って行き方はなかなか見事。僧衣を纏ったビッグガイがくわえ煙草で歩み去る爽やかなラストシーンと共に、心に残る一本となりました。
ところで自分の姿をビデオカメラで撮影しながら記録を残していくフンイーは、ちょっと「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999)ぽかったなぁと思ったり。意識しているのかな。そのカメラに犯人に襲われるフンイーの姿が映っているのは「ブレア」の元ネタの「食人族」(1981)ですかね。実はすごくそれっぽい、ちょっと鬱になりそうな嫌ショットもあったりして・・・。
放送記録:2006年06月28日AM01:59~3:54読売テレビ「CINEMAチューズデー」
最近気づいたのですが、関西ローカルのサンテレビで藤田まこと版「剣客商売」の第1シリーズの再放送していたのです。火曜日の8時です。で、ここ何回か見ているわけですが、やはり面白い。配役も後のシリーズでは少々変更されているわけですが、この時のが一番良いなぁ。
さて、そんなこんなで本家フジテレビの方でも久々にスペシャル版の登場です。
金曜エンタテイメント
剣客商売スペシャル「女用心棒」
ひょんな事からかどわかしにあっていた娘を救った三冬。娘は小兵衛と旧知の大店の隠居である鉄五郎の孫娘お雪だった。婚礼を近くに控えたお雪を何者が狙うのか。
事件の背後に陰謀ありと見た小兵衛は三冬にお雪の用心棒を頼むと共に、自らも事件の調査を始めるのだった。
今回も面白かったですよ。役者陣も良し。隠居に扮する大滝秀治さんですが、この方が出ると画面が引き締まりますなぁ。
しかし、この画面の軽さはどうしたものか。このシリーズは再放送中の初期シリーズからビデオ撮りではありますが、画像処理によってフィルムらしい質感を出すことに成功していました。しかし今回のはある程度処理はしているもののビデオ画質丸出し。そんな画質に加え、落ちつきのないカメラがさらに作品の印象を軽くしてしまっています。
うーん・・・無論昨今の時代劇ドラマの中では飛び抜けてはいると思うのですが、こう重みのない映像や演出ではせっかくの脚本が勿体なし。
ついでにラストの取って付けたようなハッピーエンドも演出の軽さと相まって漫画的お手軽感で、ドラマの締めとしては激しく物足りないものがあります。
まぁ良かった点も多いのですが、質が落ちたなと思わせる部分もまた多くて期待が大きかっただけに残念な出来でした。藤田まことさんも後何本くらい出演されるのか分からないですし、制作側は1本1本を真剣に作っていただきたい。
放送記録:2006年06月16日PM09:00~10:52関西テレビ「金曜エンタテイメント」
29日の岡田眞澄さん死去の報にも驚いたのですが、続いて30日には今村昌平監督が亡くなられてしまいました。
このブログでは最近意識して訃報の記事は書かないことにしていたのですが、これには結構な衝撃でしたのでここに記します。
今村監督の作品は実は私自身はあまり見ていないのですが、その映画界に残された足跡は非常に大きなものでした。岡田眞澄さんは近年はバラエティー番組でのイメージが強いのですが、子供の頃から好きな俳優さんのお一人でした。今村監督が79歳、岡田眞澄さんが70歳と、共に早すぎる死に残念に思います。
・俳優の岡田眞澄さんが死去
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20060529i213.htm
・おくやみ 今村昌平氏=映画監督
http://www.yomiuri.co.jp/national/obit/news/20060530zz23.htm
先週に続きましてリュック・ベッソン制作、脚本によるアクション作の登場です。
金さえ払えばどんな物でも秘密厳守ルール厳守で運んでみせるクールな運び屋の物語。開幕早々、銀行強盗グループを乗せて追跡するパトカー集団を振り切って見せるあたり実に快調。犯人を契約通りに必ず逃がして見せると言うと、ライアン・オニール主演ウォルター・ヒル監督の快作「ザ・ドライバー」(1978)を思い出しますな。
「トランスポーター」(2002)
THE TRANSPORTER
見る前は同じベッソン制作の「TAXi」(1997) をちょっとシリアスにした程度のカーアクション映画かなと、まぁあまり期待もしないで見たわけですが、オープニングの見事なカーアクションから序盤の展開はテンポも良くてなかなかに期待が膨らみます。自らのルールの為ならば人死にも厭わない主人公の冷徹さも良し。演じるジェイソン・ステイサムも良い感じ。
ところがとある組織に頼まれた荷物に異常を感じ、荷物は決して開けないというルールを破って中を見てしまったことからやっかいな事態に巻き込まれることに。中から出てきたのは中国人のお姉ちゃん。とにもかくにも契約通りお姉ちゃんを約束の場所に届けたものの、その後大事な愛車は爆破されるは命は狙われるはの大騒ぎ。怒りに燃えた主人公は相手の屋敷に乗り込んで大暴れするのであった。
でまぁ、そのまま成り行きでお姉ちゃんも助けてしまうわけですが、ここら辺りから序盤のクールさはどこへやら主人公が急に中途半端な善人になってしまうのが困ったところ。そしてそんな彼を見て「これは使えるわい」とばかりに調子よく懐柔にかかる中国女が非常にイヤだ。父親が殺されるとか大嘘つきまくるわ、自分の肉体を道具に使うわ、最終的な目的が善意に基づく物だったとしてもやり方が小狡すぎてどうにも好きになれないヒロインというのも困りもの。
そんなお姉ちゃんに振り回されて愛車はおろか家まで爆破されてしまう主人公はちと気の毒ですね。
あ、でも組織は最初から主人公を口封じに殺すつもりだったわけだし、主人公を巻き込んだ上に組織を潰された悪党連中の自業自得とも言えますかね。
さて、まんまと女に騙されて組織のボスのところへ乗り込んでみると、組織のボスは中国女の父親でした(笑)。
ここら辺りから物語がハチャメチャになっていきます。
組織のやっている人身売買の秘密を知った主人公をあっさりと警察に引き渡すボス(笑)。組織への反撃と中国女の奪回を誓う主人公に期待をかけ、自ら人質になったふりをして拘置所から逃がしてあげる警部さん(笑)。主人公は車や飛行機を(盗みながら)乗り継いで敵を追うのであった。
まーなんと言いますか、いつものベッソン制作映画らしく掴みはオッケーだけど中身はグダグダ感の漂う作品であります。設定から予想されたカーアクションもオープニングと終盤に少しくらいでちょっと期待はずれかな。格闘アクションに関してはちょっと面白い演出もあり。全体的に狭い空間での格闘シーンが多かったり、全員オイルまみれでツルツル滑りながら戦ったりと、どこかジャッキー映画に通じる感もあります。本作の監督をルイ・レテリエと共につとめるコリー・ユンは「ロミオ・マスト・ダイ」(2000) 等で武道指導やアクション監督をしている人ですが、そこら辺の香港アクションテイストが良く出ていた感じです。
ところで組織のやっていたことですが、本当に人身売買だったのかどうか疑問が残ります。彼ら自身が否定していたのもありますが、コンテナに詰め込まれた中国人達の画がどうにも難民に見えるのですよね。中国の蛇頭みたいに金を受け取って難民を他国に逃がすみたいなことをやっていて、それを娘が誤解していたようにも思えたり。
でもって、どうして娘を運ぶのにわざわざ鞄に詰めて主人公みたいな組織と無関係な人間に任せたのかも謎。物語からすると警察ですら手出ししにくいほどの組織みたいですし、娘の輸送くらい自前でやっていれば無意味に主人公を怒らせて組織を壊滅させられることもなかったのにね~。
と言うわけでベッソンさん、制作脚本作品を狂ったように乱発する前にもう少し脚本を練りましょうよ。
放送記録:2006年05月28日PM09:00~10:54ABCテレビ「日曜洋画劇場」
と言うわけで見ました。しかし前半あたりは他の用事をしながらの鑑賞となったので、ややストーリーがわからなくなってしまったり。そう言えば前作「クリムゾン・リバー」(2000)がTV放送された時も途中で電話が掛かってきたりしてワケわかんなくなったなぁ。このシリーズとはどうも巡り合わせが悪いのかも。
「クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち」(2004)
CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE
雨に濡れたキリスト像を接写していくタイトルバックにまずはワクワク。うら寂しい修道院の壁から血が流れ出し、塗り込められた死体が発見されるオープニングも期待を煽ります。そして謎の修道僧達によって繰り返される連続殺人の被害者がみなキリストの12使徒と同じ名前であることがわかっていきます。
こういう宗教絡みのミステリって好きなんですよね、「薔薇の名前」(1986)とか。本作も陰鬱な修道院や宗教絡みの連続事件が、美しい映像も相まって物語を盛り上げていきます。
が、殺人修道僧がその超人的な身体能力を見せ始めたあたりからどうも雰囲気が変わってきます。自在に飛び跳ねて屋根やら列車の上やらを駆け抜けていく姿に、思わずお前ら「YAMAKASI」(2001)軍団かいと言いたくなります(笑)。さらに拳銃で撃たれても平然と襲ってくる姿に、あれれ?この映画ってミステリやサスペンス映画ではなく オカルト映画なのかな?なんて思ってしまいます。
まあでも、スーパーでの襲撃等緊張感のあるシーンが次々展開するのは良し。やがてドラマに第二次大戦時のドイツ軍地下壕の秘密など絡んできて、私の好き要素満載的な展開になっていくのが実に嬉しいところでした。
が・・・終盤に至って様々な謎が明かされていくところで激しく失望。元ナチスのおっさんの狙いは財宝のみ? 宗教絡みの理由が無かったということは、それまで散々描いていた宗教絡みの伏線は全て雰囲気作り以上の物ではなかったと? キリストと12使徒を模した人々の連続殺人も特に意味は無かったみたいだし・・・。で、最後は地下坑道を舞台に「インディ・ジョーンズ」か「ダイハード3」かと言うような脱出劇を繰り広げ、ラストに笑えない会話で落ちを付けてチョン。
・・・うーん。
前作はベストセラー小説の映画化でしたが、今回はリュック・ベッソンによるオリジナル脚本。どうもベッソンさん、ハリウッド的アクション映画の作りに変に捕らわれちゃってるのかなぁ。オリヴィエ・ダアン監督の演出そのものは概ね悪くなかったとは思います。
事件を追う2人の刑事にジャン・レノとブノワ・マジメル。レノの上手さはもちろんですがマジメルも良く、このコンビはなかなか良い感じ。
2人に協力する宗教に詳しい女刑事(?)に扮するカミーユ・ナッタは無駄に美人(笑)。結局大した活躍も無かったのは残念。しかし彼女が首から下げているロザリオが逆さ十字ぽく見えるので何か重要な意味があるのかと思ったのですが・・・。
敵黒幕の元ナチスのオッサンにクリストファー・リー。しかし昨今リーのメジャー大作への氏湯津園が続いているのは往年の怪奇映画ファンとしては嬉しい限りなのですが、本作を含めて折角のリーのキャラクターが生かされていないゲスト出演みたいな使い方なのは勿体ないと言うか、大きく不満ではあります。
あそうそう、不死身の殺人修道僧軍団ですが、もちろんオカルト的存在ではなくて麻薬によるドーピングという説明が付いていましたよ。でもアンフェタミンて、痛みを感じさせにくくするのはともかくとして、体力筋力を通常時の10倍にするという説明はちと嘘くさいような。撃たれても倒れないというのも普通にローブの下に防弾着を付けていたという方が納得いく気がします。
主役である2人の刑事も、終盤では物語的に何の活躍もしていないのは脚本に問題があるかと。2人はあっけなく敵に捕らわれ、その後悪の組織は勝手にトラップに掛かって自滅だもんなぁ。別に2人が乗り込まなかったとしても勝手に自滅していたのでしょうし。ここら辺の展開は本当に不満。
ついでにトラップによってドーピング超人軍団があっけなく全滅するのに、ロープで縛られていた2人だけが脱出できるってのも無理矢理だなぁ、と(笑)。
と言うわけで、掴みも雰囲気作りも良し。しかしクライマックスでぶち壊しという一編でありました。
放送記録:2006年05月21日PM09:00~10:54ABCテレビ「日曜洋画劇場」
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