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ああ・・・日本、初戦黒星スタートですよ。
と言うわけでワールドカップの日本vsオーストラリア戦を見終わりまして、ちょっと脱力というところです。
まぁそれはそれとしまして、
ようやく久々の参加イベントが終わりましたんで、またこのブログにも時間をかけられるかなと。
またちょこちょこと映画の感想などを書き綴っていきますので、どうぞよろしくです。
さて、こちらも久しぶりにTVでの映画鑑賞でした。
80デイズ (2004)
AROUND THE WORLD IN 80 DAYS
かの「80日間世界一周」(1956)は、実に豪華絢爛たる超大作でした。実は映画そのものは単調なドラマ運びもあって娯楽作としてはあまり褒められたものでもないのですが、豪華なスターたちの競演や世界各国の誇張された描写など、イベント映画として大変楽しい映画となっていました。余裕とユーモアを忘れないイギリス紳士然としたデヴィッド・ニーヴンもまた実に良し。
さて、そんな「80日間世界一周」が突如リメイク。どうして今更という感は拭えませんし、ジャッキー・チェン主演というのも不安を煽ります。
が、実際に見てみて、これはこれでアリかなという印象です。
まず本作はリメイクとは言い難いものがあります。いわば「原作:ジュール・ヴェルヌ」ではなく「原案:ジュール・ヴェルヌ」くらいの違いかと。ドラマの中心を80日間での世界旅行ではなくジャッキー・チェンと彼をつけ狙う犯罪組織との戦いに置くことで、まったくオリジナルとは印象の違った作品に仕上がっています。
まぁヴェルヌの原作をカンフー・アクション映画にしてしまったことには異論もあるでしょうし、私自身も嬉しくはないところですが、しかしオリジナル同様に豪華なゲストスターたちをあちこちに散りばめながらテンポ良く進む本作は正しくお祭り映画として成り立っていると思います。
しかしジャッキーアクションに比重を置きすぎ、世界の旅というイベント的見せ場がおざなりになったこと。そして肝心の仏像を巡る争奪戦のドラマがありがちで面白みが無いというのが問題ですね。少なくとも原作として上げている以上、物語の舞台設定程度のおざなりな扱いではなく原作の面白さも生かして欲しかったものです。
大体主人公一行の旅の障害が犯罪組織の襲撃だけで、それが無ければ80日どころではなく楽々と世界一周できそうな雰囲気はいかがな物か。
そしてジャッキー映画として見てもアクション的見せ場は少なく、正直言ってやや中途半端な雰囲気が漂います。
と言うわけで何も考えずに子供と見るファミリー映画としてはディズニーらしいまずまずな出来とは思いますが、全体としてはやや残念。
ところで国々を移動する際のCGで描いたいかにもファンタジックな街の全体像から展開が始まる映像は面白し。しかしこれもあまり生かされているとは言えないところがこれまた残念ではありました。
放送記録:2006年06月12日PM08:00~9:54テレビ大阪「各国スター勢ぞろい!夢の世界一周!大冒険シネマスペシャル」
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